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外部被曝より内部被曝が恐ろしい理由ってなに?
アイソトープなどで、外部被曝はいいが、内部被曝は絶対にダメだといわれているという話を聞きました。 真偽の程は定かではありませんが、内部被曝について調べたり、TVでみていると、内部被曝は少量でも大変危険であるように言われています。 しかし、どの情報が正しいのか、よく分かりません。 現在の基準が正しいとは思えませんが、過度の恐れるといったこともしたくありません。 内部被曝についての冷静な情報を教えてもらえないでしょうか? おねがいします。
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<内部被曝と外部被曝の比較> 1)外部被曝は放射線測定器で比較的容易に客観的に量を測定できるが、内部被曝は測定に非常に時間と手間がかかり食べ物全部を調べているわけではない。のみ混んでしまったらホールボディーカウンターなどを使ってもあまり正確には測定できない。どのくらい汚染されてしまったか後から分かりにくいという不安がある。 2)外部被曝は放射線源から遠のく、遮蔽をはさむ、被曝時間を短くするという比較的簡単な方法で減らすことができるが、内部被曝は空気・水・食べ物などからとりこまれて、それを完全に防ぐのが非常に難しい、しかも一端飲み込んでしまったものからの被曝を大幅に減らす方法があまりない。 3)外部被曝は、主にガンマ線とベータ線(皮膚に付着した場合はアルファ線も関係あり)くらいで種類が限られているが、内部被曝の原因になる物質はものすごく沢山あり、しかも化学的手段では計れないような微量でも放射能量は無視できない悪影響を与えうる。 4)内部被曝の原因物質には最悪の物質のひとつのプルトニウムのように、体内に入ったら最後死ぬまで放射線を出し続ける物質も含まれている可能性がある。 5)外部被曝は放射線源をどかせばなくすことができるが、環境中に広範囲にばら撒かれた放射能は現実的には完全にとりさることは不可能である。多少減らす工夫がいくつかある程度である。この結果長期に私日本人が内部被曝を受けることは避けがたい。長期にわたりたゆまない努力により内部被曝を減らす長い戦いが要求される。 <外部被曝よりも内部被曝の方がマシな点> 予期せずに急激に外部から放射線がくると避けられないことがあるのにたいして、内部被曝は例えば食べ物だったら、自分で食べるか食べないかなどを判断してそれを食べないようにするという選択をできるチャンスがある。
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- fumiuchip
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ちなみに食べ物たべて被爆するよりも空気吸って被爆する方が危ないらしいですよ。 食べ物の場合は、放射性物質は便と一緒に排出されるらしいです。
- 40871
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内部被曝の危険性は、#1さまの理解でも概ね間違ってはいませんが 1.線源が近いこと(=放射線を出す放射性物質が体内にあり近い) 2.体内に線源が残留した場合長期間に渡り被曝し続けること は少し異なって、 体内に放射性物質が残留したとしても、半減期の長い放射性物質であれば、 崩壊の速度(=放射線を出して別の物質になることが少ないため、 下手に半減期の短い放射性物質を体内に取り込んでしまうよりは安全といえます。) もちろん、放射性物質の崩壊の系列と、放出される放射線の種類によって、 危険性は全く異なります。 例えばγ崩壊であれば、波長の短い電磁波なので体内の細胞を傷つけますが、 α崩壊であれば、単なるヘリウム原子核で、しかも紙一枚程度で容易に遮断することができるので、 大したことはありません。
内部被曝の危険性は、 1.線源が近いこと 2.体内に線源が残留した場合長期間に渡り被曝し続けること の2点です。
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