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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:O.ヘンリーのここが分かりません。)

O.ヘンリー作品「The social triangle」の一節についての質問

このQ&Aのポイント
  • O.ヘンリーの作品「The social triangle」の一節について質問があります。
  • 特に分からないのは、small as they were, there were houses in which they could not be inserted.の部分です。
  • 読める方がいらっしゃいましたら教えていただけますか?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.5

ちょっと、説明が長くなりますが、まずは最後の一文の和訳から始めます。 「こうした visiting cards には困った問題があった。というのも、小さなカードとはいえ、置いてこれない家もあったからである。」 19世紀から20世紀初頭のアメリカ上流階級では、ヨーロッパの上流階級の風習が色濃く残っていました。’visiting card’ もそのひとつです。辞書には「名詞」と出ているかもしれませんが、これは名詞ではなくしいていうなら「《お伺いしました》のお知らせカード」とでも名づけた方がいいでしょう。 上流階級のあいだでは、たとえばある地域に引っ越してきたとき、その地域の人たち(もちろん上流階級の人たち)に挨拶にいってお近づきになろうと思っても、いきなりその家を訪問するのはとても失礼でしたので、受け入れてもらうための手順の一つとしてこうしたカードを使っていました。 家、といっても上流階級の家ですからそこら辺の民家やアパートを想像してはいけません。門柱から玄関まで数百メートルある豪邸をイメージした方がいいでしょう。そうした家に行き、玄関を開けると出てくるのは「執事」です。まずは、かれらにこのカードを渡します。これが最初の一仕事で、あちこち回って一日で終わらないことも多かったでしょう。 数日後、その家から同様に visiting card がご本人や執事などによって届けられたときに初めて、あなたはその家から受け入れられたとみなされ、「正式な知人」になって次回からは玄関をまたぐことができたのです。 さて、政治家の奥さんですからカードを置いてくるといっても、上流階級の家だけ選ぶわけにはいきません。insert a vising card の部分を、「郵便受けに差し入れる」みたいな解釈をしたらそれはまちがいで、この insert は「(家)に置いてくる」ということ。動詞の place と同義だと思ってください。つまり、せっかく訪問しても上流階級にはつきものの執事がいなかったり、声をかけても誰も出てこない家々もあって、置いてこれなかった、ということです。 アメリカ文学とはいえ、O.ヘンリーの時代はまだまだイギリスの習慣をそのまま受けついでいる場面が多かったので、このあたりの研究をするにはジェーン・オースティンあたりの風俗・習慣を調べてみることが求められる場合があります。難しくて大変だけど、楽しい作業でもあります。 なお、O.ヘンリーの文体はけっして凝った文体ではなく、大変に読みやすいシンプルな文体です。読解で困るのは、こうした「その時代の風俗・習慣」でしょう。もし、「凝った文体」にふれたかったら米国の作家・評論家 Gore Vidal だとか、巨匠 Henry James あたりをご覧あれ。

sktomotomo85
質問者

お礼

なるほど、と膝を打つ解釈でした。ありがとうございます。 おっしゃるとおり、風俗、習慣が分からなくて読めない部分があるのだと思います。もっと勉強します。

その他の回答 (4)

  • Oubli
  • ベストアンサー率31% (744/2384)
回答No.4

何らかの事情で、尋ねたけど不在だっとことを伝えるカードを残せない家がいくつかあった、 ということではないですか。過去の恋愛関係とか考えますけど、原著読んでいないのでよく解り ません。

sktomotomo85
質問者

お礼

一時はそう言うことかなとも思いましたが、素直に読めばそこまで想像しなくてもいい気がしています。ありがとうございました。

  • bakansky
  • ベストアンサー率48% (3502/7245)
回答No.3

small as they were = though they were so small there were houses in which they could not be inserted = there were houses which they (= her visiting cards) could not be inserted in と理解すればいいと思います。

sktomotomo85
質問者

お礼

ありがとうございます。素直に読めばいいんですね。O.ヘンリーは凝った文体なのでなにか別な解釈があるんじゃないかと思って引っかかっていました。

  • simotani
  • ベストアンサー率37% (1893/5080)
回答No.2

私が思うに、先の回答の直訳の「挿入出来ない家がある」に引っ掛かりを感じます。 これを直訳しないで「名刺を入れられない家」とすれば良いのでは。 欧米では名刺と言う習慣が余り無い為、名刺ではなく「お伺いしました」と言う意味の葉書大程度の挨拶状を投函します。ですから新聞受け程度だと入らない可能性もあります。

sktomotomo85
質問者

お礼

それが気になっていたんです。たかが名刺一つ入れられないポストの家なんてあるだろうかと思って疑問に感じていました。

  • sayshe
  • ベストアンサー率77% (4555/5904)
回答No.1

ビリー・マクマーンには妻がいました、そして、彼女の名刺には、「ウィリアム・ダラ・マクマーン夫人」と言う名が浮き出し印刷されていました。 そして、これらのカードにはある種のイライラすることが付随していました; なぜならば、それらは小さかったのですが、それらが挿入できない家があったのです。

sktomotomo85
質問者

お礼

ありがとうございます。 上で別の方がお答えになっているように、名刺一つ入れられない家っていうのが気になっていたのです。これはネイティブに聞いた方が早いでしょうか。