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間違った日本語ですか。
日本語の読解問題で、「この人は将来何になりたいですか」という質問がありました。回答者は「この人は将来べんごしになりたいです。」と答えていました。日本語の授業では、三人称には「がる」を使って願望をあらわすと習ったのですが。この質問と答えは間違った日本語ですか。
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1. 正しい質問ですし、正しい答えです。 「たい」は、 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%9F%E3%81%84&dtype=0&dname=0na&stype=1&index=11083400&pagenum=11 の、 2 話し手以外の人の希望を表す。「読みたいなら貸すよ」「やめたい人はやめればいい」 に該当します。 ただ、 「この人は将来何になりたい【の】ですか」 のようにするほうが自然な質問の仕方になります。 いずれにせよ、この質問は「この人の将来についての解答者の考え」を尋ねているわけではありません。 「この人は将来何になりたいと筆者は文中で述べていますか(筆者は考えていますか)」 という質問です。 「将来弁護士になりたい」と述べている(考えている)と思えば「この人は弁護士になりたい」が答え。 丁寧に言うと「この人は弁護士になりたいです」となります。 2. 授業で習った「がる」の意味は厳密に言うと間違いです。 「がる」だけで願望を表すことはできません。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%8C%E3%82%8B&dtype=0&dname=0na&stype=1&index=03723900&pagenum=1 の、 1 そのように思う、そう感じる、の意を表す。「寒―・る」「めずらし―・る」「不思議―・る」 という意味です。 「弁護士になりたいと思っている→弁護士になりたがっている」 「やめたいと感じている→やめたがっている」 のように「たい」などと組み合わせてはじめて願望を表現できます。
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- hakobulu
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#3です。 >「この人はべんごしになりたがっています」でも、正解ですか。 : はい、大丈夫です。 >また、「この人は何になりたがっていますか」という質問はおかしいですか。 : おかしくありません。 ◇ 「この人は将来何になりたがっていますか」という文は、 「この人は将来何になりたい【と思っていますか】」という質問です。 「この人は将来何になりたいですか」という文には、「~と思う」という意味が含まれていません。 「この人は将来何になりたいですか。何になりたいのかということを、【事実として】答えなさい」という質問です。 これが2文の違いです。 どちらの表現も可能です。 同様に、 「この人は将来弁護士になりたがっています」という文は、 「この人は将来弁護士になりたい【と思っています】」という意味。 『「わたしは弁護士になりたい」と筆者は思っている』ということを答えたい人は、このように表現します。 「この人は将来弁護士になりたいです」という文には、「~と思う」という意味が含まれていません。 「この人は将来弁護士になりたい」ということを【事実として】表現しています。 「わたしはべんごしになりたい」ということを事実として答えたい人は、このように表現します。 どちらも間違いではありません。 ◇ 「~したい」も「~したがる」も、どちらかというと願望の直截的な表現です。 「この人は将来何になりたいと思っていますか(考えていますか)」 「この人は将来弁護士になりたいと思っています(考えています)」 という表現のほうが自然ではないかと思います。
お礼
大変わかりやすく説明してくださってありがとうございました。
- ahkrkr
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「~したい」は三人称の場合は「~したがる」と言う という規則は、日本人でもはっきりとは意識していませんが、授業で習われたとおりです。それが自然な言い方ですが、三人称で「したい」を使っても若干の違和感はあるものの、間違いとまでは言い切れません。 質問者さんはせっかく習われたのですから、習われたとおり、正しい日本語を使っていってください。
お礼
ありがとうございました。日本語の勉強をがんばって続けたいと思います。
- akeshigsb
- ベストアンサー率49% (536/1074)
出題者がどこまで考えての問題かわかりかねますが、出題者は間違えていません。 (以後少し難しい話になります) まず質問する人をA、答えている人をB、弁護士になりたい人をCとします。 この人は将来何になりたいですか… この質問から「Aは、Cが何になりたいか知っているBに質問している」ということが言えます。もしそうでないなら「この人は将来何になりたいか知ってますか」という質問になるはずです。何らかの方法でAはCがBの夢を知っている状況であればおかしくありませんし、以後(といっても一言ですが)の文面にもその真偽を判断する材料がないことから間違いとは言えません。 この人は将来べんごしになりたいです… これも間違いではありません。確かに3人称の時は「がる」を使うのが一般的ですが本人の発言などから明らかな場合は「がる」がなくてもいいのです。 食べ物を前にしてよだれを出しているお子さんは確かに「食べたがる」ですが、「食べたい」と発言したらそれを聞いた人は他人に「この子は食べ物を欲してます」と言っても構いません。明らかな状況でも「がる」が省略できなければニュースは「がる」のオンパレードです。 今回もCが弁護士になりたがっているのをBが聞いていれば間違いではありませんし、前の部分からその真偽を判定する材料がないので間違いではありません。 「3人称の希望の時は「がる」を使えば間違いではない」ですが「3人称の時は必ず「がる」が必要ではありません」。予備校などは教えた内容で得点を取ってほしいため・時間に限りがあるためにそのような細かいところまで言及できず、「そうしとけば問題ない」教え方が多いのも事実です。 ただあなたは確りと勉強されているようです。ずぼらな私にはその問題を見たとしてもあなたのような疑問は浮かびませんから…。 ご参考までに。
お礼
詳しい説明をありがとうございました。3人称の時必ず「がる」が必要ではない・・・むずかしいですね。どんな時必要ではなくて、どんな時は必要なのかあまりわかりません。わたしは、まだまだ勉強不足です。
- CkPORON
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私は専門家ではないので「正しくは」どうかは分かりませんが、実際に使われている日本語がどうなのかという件について。 単に日本語を習得するという目的であれば、正しいとしてしまってもかまわないでしょう。中学生が「He want to be ~.」という英文を和訳せよと言われたら普通は「彼は~になりたい(です)。」と答えるでしょう。ただ訳文とか単に事実を示した文としてはともかく「この人は将来何になりたいですか」という問いに対する答えとしては少し違和感があります。 問題は、三人称には「がる」を使って願望をあらわす、ということではありません。人が考えていることを他人が事実として述べることが問題なのでしょう。彼が本当に「なりたい」かどうかは普通本人しかわかりません。 だから推測とかそういうニュアンスをこめて「~したいようだ」「~したいらしい」「~したいみたいだ」などと言うか、 そういうそぶりを見せているとか目に見える部分を問題にして「~したがっている」と言わなければなりません。 「~がる」はそういうそぶりを見せるというニュアンスがあるわけです。 だから「私は~したかったのに彼がそうさせてくれなかった」と「私が~したがっていたのに彼がそうさせてくれなかった」では、前者では「彼」は「私」の意思を把握しておらず、後者は把握していたという可能性が高いでしょう。
お礼
ありがとうございました。本人が言ったのを聞いたときに、「がっている」といわなければならないですか
私も間違っていると思います。 「なりたい」など欲求を表す「~(し)たい」というのは、本人の気持ちの問題なので、三人称に使うのは不適当だと思います。 「~(し)たいですか」と尋ねるのなら、主語は「あなたは」とか、あなたという意味での個人名になり、その答えの主語は当然「私は」など一人称になるはずです。 「あなたは将来何になりたいですか」 「私は弁護士になりたいです」 第三者の話をするのであれば、「この人」という主語も不自然ですね。 「この人」と言うということは、その本人が目の前にいるわけですよね。だったら、「この人」の欲求を他人に聞くというのは、かなり限られたシチュエーションになるかと思います。例えば「この人」と言われる人が小さい子供だったり、何かの事情で本人がまともなコミュニケーションを取れないなど。 なので全体的に直すと… 「あの人は、将来何になりたいと思っているのでしょうか」 「あの人は、将来何になりたいと思っているのですか」 (あの人は本人の名前でもいいと思います) となり、「将来何になりたいか」という趣旨の質問であれば、「何になりたがっているか」という言い方さえも、日本語としては不自然だと思います。
お礼
ありがとうございました。「べんごしになりたがっている」というのは変な日本語ですか。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
僕は質問者さんの考えに賛成です。 1。「この人は将来何になりたいですか」 という質問や、「この人は将来べんごしになりたいです。」と言う答えは、「この人」の判断力が無く、回答者が「代弁」をしている場合、たとえば「この人」が小さな子どもで、回答者がその「親」である場合などには可能だと思います。 2。で無ければ、 「この人は将来何になりたいと思っているのでしょうか」 「この人は将来何になりたがっているのでしょうか」 「この人は将来何になるつもりなのでしょうか」 「この人は将来何になるのが希望なのでしょうか」 のような「がる」を使って間接表現にし、「でしょう」のような想像している状態を表すことばを挿入して、この情報が直接得られたものではないことを明示するのが普通だと思います。 3。僕はこの質問と答えは、重症の教育ママを除き、「通常」使うものでは無いと思います。
お礼
ありがとうございました。日本語で自分以外の意見や希望をあらわすのはとてもむずかしいです。
お礼
ありがとうございました。本文中に「わたしはべんごしになりたい」と書いてありました。だから、答えは「この人はべんごしになりたいです」で正解なのですね。「この人はべんごしになりたがっています」でも、正解ですか。また、「この人は何になりたがっていますか」という質問はおかしいですか。