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WHO 障害の定義
「国際障害分類(ICIDH)」と改定後の「国際生活機能分類(ICH)」の違いについて。素人なので誰でもわかるような回答をお願いします!
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1980年にWHO(世界保健機構)が発表した 国際障害分類は、 (1)機能障害 (2)能力障害 (3)社会的不利 の3つに区分されています。 (1)は、身体に障害がある (2)は、障害を持つことでできないことなどがあること (3)は、できないことがあるから、社会の中で様々な不利があること・・・ですね。 どれも、障害はマイナス面として捉え考えられています。 1980年の国際障害者年から現在まで、様々な活動を通じて障害を個性として認めたり、社会の中でもお互いを認め共に暮らしていこうというノーマライゼーションの意識が高まった結果、「環境因子(社会のバリアフリーが整えば社会参加のレベルが向上する)」が加えられたものです。 2002年に発表された、国際生活機能分類は (1)心身機能・構造 (2)活動 (3)参加 となりその他に環境因子が重視されたこと。 環境因子は、町だけではなく、生活してきた環境など個々の背景も含まれるようです。病気以外に加齢・健康状態が加えられたこと。 問題のあるものを(1)機能障害 (2)活動制限 (3)参加制限と 呼ぶことになりました。 障害に壁は環境が変われば障害ではなくなるということです。車椅子に乗っていても、町が整備されていれば、問題がない・・このような考え方が基本だと思います。
お礼
とってもよくわかりました。色々な資料を見てわかろうとしたんですがまったく???でしたが、chikoranさんの回答でよくわかりました。ありがとうございました!