• ベストアンサー

質問

フェロモンってなんですか ネットで人間にはフェロモンがあるのかとかいう議論を見ていて感じたのですがそもそもフェロモンの定義って何ですか? 最初調べていてフェロモンは鋤鼻器で感じるものだと思いましたが、嗅上皮でフェロモンを受容する可能性があると聞きました。嗅上皮で感じるならそれはもう単なる「匂い」じゃないかと思いました異性の匂いで興奮するならそれがフェロモンなんですか? フェロモンと匂いの違いってなんなのでしよう?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ruehas
  • ベストアンサー率68% (816/1194)
回答No.1

こんにちは。 フェロモンといいますのは「外分泌性の情報伝達物質」であり、「定義:他の個体に情報を伝達するために体外に分泌される主に化学物質」のことを指します。この伝達は生理的刺激をもたらすものであり、全ての個体において本能行動として定められた反応を誘発しますが、他の動物に効果はありません。フェロモンといいますのはただ匂いを感じるだけではなく、それによって本能的に定められた反応を発生させるための伝達物質です。因みに、「内分泌性の体内伝達物質」をホルモンと言います。 蟻が分泌するのは仲間に餌の位置を知らせるための「道標(行動フェロモン)」です。他に「警戒フェロモン」や「集合フェロモン」などがあり、相手に発情を促すのが「性フェロモン」ですね。その多くが匂いであることに間違いはないのですが、これは、化学物質を刺激情報として捕らえることのできる感覚器官がせいぜい嗅覚か味覚に限られるからです。あるいは吸引、服用されるものもあるかも知れません。 人間におきましては、「人体が保有し、人類に共通の反応を誘発させる分泌物」というのが定義となります。人間が異性の匂いで興奮できるのは、それが異性の匂いであるという学習結果に基づくものであり、これではフェロモンと呼べないと思います。昔は人間の祖先にもあったはずなのですが、何か残っているかなどはっきりと確認されたものはまだほとんどないようです。

noname#147444
質問者

お礼

回答ありがとうございました

その他の回答 (1)

  • thegenus
  • ベストアンサー率49% (330/673)
回答No.2

私見を書いていきます。ヒトのフェロモン科学はオカルトです。 ヒトは、他の哺乳類のように、鋤鼻器の存在がはっきりしない。 加えて、ヒトには副嗅球がない。フェロモンがあってもフェロモンとして受容されないのです。 フェロモンの神経経路は(扁桃体内側核経由で)視床下部に達しないといけない。 これをフェロモンの十分条件にしたとしても、ヒトではそれが実際どうなっているか分かっていないのが現状です。 フェロモン科学の出どころはMacClintockの「女子寮効果」(笑)です。この研究はアンケート調査らしい。その次の研究発表は、 "Regulation of ovulation by human pheromones" (Nature:1998) 「女性の腋からの分泌物を別の女性にかがせると月経周期に影響を及ぼすことを明らかにした」 ”by human pheromones”というタイトルは発表者の勝手です。 ワキからの「分泌物」ですからね(笑)無臭だったのでしょうかね。靴下から抽出した”分泌物”でもよかったように思います。なんだかわかりません。 哺乳類のフェロモンの一つであるアンドロステノンはヒトが嗅いでも(野蛮な?)匂いがするらしいです。これがヒトにも作用するかという議論があります。 ★個人的には、科学を整理するためには、匂いのする物はフェロモンと呼ぶべきではないと思います。匂いのする物はすべてフェロモンになりえてしまいます。 この話は、もてるようになるとか、雑誌広告に見るオカルトビジネスとどう違うのでしょうね。 オカルトをステレオタイプに非難するんじゃなくオカルトに強くならないといけません。日本の科学者の大半は無自覚のオカルト屋です。オカルトセンサーのない科学者は自分のオカルト性にも無自覚です。 フェロモンと匂いの違いについてですが。 「女子寮効果」の専門家(心理学者)の論文(要約書き出し)より。 >”Pheromones are airborne chemical signals that are released by an individual into the environment and which affect the physiology or behaviour of other members of the same species.” ("Regulation of ovulation by human pheromones" :Nature,1998) 同種に対して!その生理や行動に影響する、飛んでいく化学的物質です。匂いも飛ぶものですが。 匂いは匂いがすれば匂いです。しなければ匂いではない。匂いには個体差があってもいいでしょう。全称的(全ての人を満たす)でなくていいのです。 一方、ヒト・フェロモンはヒトが出して、ヒトの生理に影響しなければ、ヒト・フェロモンではない。 フェロモンの定義自体が幅の広いものなので、フェロモンという言葉の使用に際しては、 ★言語道断に、ほぼ100%別個体を操作できるものでなければふさわしくないと私は思います。それでこそ本能的(行動を操作したの)です。 気功の通じるヒト通じないヒトみたいにテキトウなもんならばオカルトフェロモンです。 ヒト・フェロモンを言いだした先生の弁は、原文の要約を見る限り、論文だから当然ですが、冷静であり、フェロモンという考えがあれば、面白い想像をすることができると前置きしています。 舶来品を受け売りしているだけの日本の馬鹿専門家はさらに断定的に拡張して与太話をしています。 研究自体が不正確という要素もありますが、 大事なのは、 実験内容が、事実なのであって、それ以外のこと、つまり実験結果から考察(想像)された設定(SF)に対して、それこそフェロモンであるかのように飛びついてはいけないのです。 胡散臭い匂い付きのフェロモンは、性別の判断よりも、むしろ、エセ科学者かどうかの判別につかえるんじゃないでしょうか。

noname#147444
質問者

お礼

回答ありがとうございました

関連するQ&A