例えば今午前11時55分だったとします。
アナログだと、11時55分というのは12時に向け円周360度の内345度が既に経過、あと15度針が以降すると一周が完了するという目視的なイメージで「あと5分で12時」というのが体感的に理解出来ます。
ところがデジタルだと11時55分を「あと5分で12時」と脳で理解してても、アナログ時計みたいに「残り時間」が体感出来にくいですよね。
要は駅の時計は視覚イメージを促す事により「電車はあなたを待ってくれないぞ。自分が今から電車に乗ろうが人の送り迎えしようが全ては時間内で行動にケリをつけてくれ。」という暗黙の意味があるんだと思います。
日本の鉄道は世界で一番時間に厳しい事で有名です。私も海外旅行をした時に現地の鉄道の時刻があまりにもいい加減だったのは何回も経験しました。
以前フランスの国鉄のトップが来日して日本のJRを視察した際、「こんな精密な運行を続けて、JRの人達は気が狂わないんだろうか?」と言った有名な話があります。
ですので日本の鉄道事業者は、「我々は時間に精緻な運行をする。そこで乗客の皆さんにも協力して欲しい。それには時間にはシビアになって戴きたい。」と時計をアナログにする事で我々にメッセージを投げかけているんだと私は理解しています。
お礼
なるほど 回答ありがとうございました。