- ベストアンサー
なぜ裁判員制度で裁判が迅速化するの?
なぜ裁判員制度で裁判が迅速化するのですか? また、迅速化したことによるメリットを教えて下さい。 ちなみに最高裁判所のHPでは、 刑事裁判は,人権に深く関わるものであり,社会の安定を図るためにも不可欠なものであって,適正かつ迅速に行わなければなりません。 って書いてあり、「適正」はわかりますが、「迅速」がいい理由は分かりません。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
1,今までのように、裁判官だけで判断する場合は 充分時間を掛けて、時にはオウチでじっくりと 考えて、判決を下す、てことが行われていました。 しかし、裁判員だとそうは行きません。皆仕事とかの 都合があるのです。 短期間に、終わらせねばなりません。 それで、裁判員制度にすると、速くせざるを得なく なるのです。 具体的には集中審理をやることになります。 今まででは、少しやっては、次は○日後、と延々と やっていました。 裁判の関係者は、それが仕事ですから、それでも あまり差し支えが無かったのです。 裁判員制度になったらそうはいきません。 数日の間に、時間を掛けて集中的にやることになります。 それで速くなるのです。 2,裁判が長くなると次のような弊害が発生します。 (1)被告人に負担がかかる。 被告という地位は極めて不愉快、不安定なものです。 無罪だったら、とんでもないことです。 それに、被告人は多くの場合、拘留されます。 自由が侵害された状態で過ごさねばなりません。 一刻も速く決着をつける必要があります。 (2)訴訟経済的にも速く終わらせる必要があります。 事件は沢山あるのです。 勿論いい加減な裁判をしてはいけませんが、大量の裁判 を速く裁かないと、溜まってしまいます。 速く終わらせた方が、威嚇力も増します。 裁判なんて、所詮は必要悪から生まれたもので、甚だ 非建設的なモノです。 裁判の運用は税金でまかなわれているのです。 遅くなればなるほど、費用が嵩みます。
その他の回答 (1)
- kangaroo-D
- ベストアンサー率38% (107/280)
裁判員制度自体は、けして裁判を迅速化するためのものではありません 司法制度改革ではいろいろな改正が行われましたが、迅速化については公判前整理手続きがそれにあたります 今まの裁判は検察、弁護側が裁判内で証拠を提示して、そこから相手が反証する証拠を集める、という非効率的な方法でしたが、裁判が始まる前に、お互いにどういう証拠で、どういうことを立証するのかを明らかにするのが、公判前整理手続きです これにより、論点が絞られるので、裁判が迅速に進むようになったのです
お礼
明確にわかりました!どうもです
補足
ありがとうございます!