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石炭の末端価格は?
鉄道で消費される、蒸気機関車用の石炭価格は幾らぐらいでしょうか? すなわち鉄道会社が購入するトン当たりの末端価格は現状幾らぐらいしますか? 納入ロット(トラック10トン車や4トン車)によっても違うでしょうが、そのあたり含み置いていただければ結構です。末端価格に含まれる諸税等も判明すれば嬉しいです。 火力発電用石炭とは種類も発熱カロリーも違うと思います。が、しかし不明であればそれでも構いません。 よろしくお願いします。
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- x530
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No.1です。 > 現代の蒸気機関車の石炭は一般炭ではありません。ご理解とご承知をお願いいたします。 これは、失礼。 ご質問が「石炭の価格」を限定に求めていたので、コークスなどの原料炭について記述した次第です。 現在のSLの主燃料は「石炭コークス」「石油コークス(ディレード・コークス)」、助燃料は「A重油」のハズです。 ・石炭を乾留時の温度管理を適正に行うことにより、脱硫と脱タールが効果的に行った石炭コークス。 ・アスファルトなどの残渣油から脱硫と脱硝を行い生成する石油コークス。 石油コークスは、石炭コークスに比べて、特に灰の少なさが特徴です。 練炭、豆炭も、排気は綺麗ですが、石炭生炊きよりもパワーはありません。 ・単位発熱量・ 一般炭(輸入):26.6MJ/kg 石炭コークス:30.1MJ/kg 石油コークス:35.6MJ/kg 練炭:23.9MJ/kg
- FEX2053
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SLの車両数が多い大井川鉄道で使っているのは、沿線の茶畑にばい煙を当てないようにするために「石炭」ではなく、煙が少なく火力の強い「練炭」を使っています。また、国鉄時代も大火力が必要な特急用機関車などでは「練炭」を使う場合が少なくなかったはず。 同様に秩父鉄道、真岡鉄道、確かJR西日本のSL列車全部も、大井川鉄道と同様の練炭だったと記憶してます(他社のSLは確認したことが無く知りません)。 ですので、火力発電に使用されるような石炭より、確実に価格は高いはずですが・・・。
- x530
- ベストアンサー率67% (4457/6603)
> 鉄道で消費される、蒸気機関車用の石炭価格は幾らぐらいでしょうか? > すなわち鉄道会社が購入するトン当たりの末端価格は現状幾らぐらいしますか? ・大口の場合、石炭販売会社と個別契約にて調達するので、同じ炭種でも鉄道会社間でも単価が異なります。 一般炭の購入価格(単価)は、どこの会社も非公表データです。 原価を公表する商売人はいませんってば。 決算報告書に数量が記載されていれば、数量と金額の割り算で半期調達分の平均単価は分かります。 石炭価格(世界平均)推移は以下の通り。 http://ecodb.net/pcp/imf_usd_pcoalau.html 上記はFOB価格(積地渡し価格)です。 上記FOB価格に、日本までのバルカー船用船料+保険料が加算されてCIF価格(揚地渡し価格)になります。 CIF価格に石炭販売会社の手数料が加算されて、鉄道会社などが購入する石炭価格になります。 > 火力発電用石炭とは種類も発熱カロリーも違うと思います。 ・基本的に同じです。 どちらも一般炭です。 ただ、取引方法は鉄道会社とはまったく違います。 電力会社の取引量は、桁外れに多いため、海外の石炭山元会社との直接契約です。 国内の販売会社は使いません。 電力会社と契約している商社が船を用意し、海外に直接石炭を引き取りに行くFOB契約が一般的。 また、電力会社の場合、取引単位はトンではなくBTU(ブリティッシュ サーマル ユニット)。 電力会社は発熱量単位での取引です。
お礼
ご回答ありがとうございます。後半は大変参考になりました。ありがとうございます。 上記の方も回答してくださってますが、現代の蒸気機関車の石炭は一般炭ではありません。ご理解とご承知をお願いいたします。 確かに一般炭でも走りますが、発熱量はそれに及ばず、単価/搭載量でも不利。それ以上に煙突から出るスス・細かい破片ガラの量は半端ではありませんよ(笑)
お礼
ご回答ありがとうございます。 設問が悪くかつ知ったかぶりですみません。 練炭というか、ピッチを使用します。ピッチとは石炭を乾留し、コークスを作るときに出る液状の混合物です。その液体を一般炭にまぶし固めているのが、現代の蒸気機関車用の石炭です。石炭といっても大半の含有量はピッチです。一般炭の後加工の意味では、練炭ともいっても一般的に間違いではないでしょう。 ここまでググるなどしてわかっていながら、ググってもわからなかったのが末端価格でした・・・。