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BRS(可変リアウイング)についての質問です

F1サーカスも終盤に差し掛かっているのに、 未だによく把握していない事があります。 それがBRS(可変リアウイング)の使用についてです。 まず『BRS使ってもいいよ~』と許可が降ります。 次に前を走っている車と後ろを走っている車の差が 1秒以内になったら後ろを走っている車が BRSを使ってもよい。 これで合っていますか? 先頭を走っている車はBRSを使う事がないですけど、 バックマーカーをパスする時はBRSを使ってもよいのでしょうか? F1に詳しい方、どうか教えて下さい。

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  • xiansui
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回答No.1

2011年よりF1に導入された可変リヤウイングの名称は「DRS」:Drag Reduction System(ドラッグリダクションシステムの略)になります。 ドライバーのボタン操作によって、リヤウイングのフラップが可動し、ダウンフォースを失う代わりにドラッグ(空気抵抗)を低減する事で直線区間で10~20km/hのスピードアップを実現します。 以下、長くなりますがルールです。 リアウィングのサイズ:「高さ950mm以下」、「横幅750mm以下」 (2009年以降のF1テクニカルレギュレーションに準拠) 「DRS」の初期設定:リアウィング上部翼と下部翼の隙間が「10mm以内」でなければならない。この状態を固定値とする。 「DRS」の可動領域:リアウィング上部翼の可動領域は、「固定値から50mm以内」に定められている。 前方車両間の基準:「DRS」の使用が許可される車両は、前方の車両との間隔が「測定ポイント」での計測で「1秒以内」である事を条件とする。 測定ポイント:多くは、ホームストレートの手前になる最終コーナー付近を測定ポイントとする。 (FIAが各サーキット毎に定めた測定ポイントが厳密な箇所となるため、この限りではない) 「DRS」使用許可区間:当初はホームストレートエンドの「600m間」を基準に使用が許可されたが、ルール変更に伴い、最終コーナー手前から「DRS」の使用が許可される。 (FIAが各サーキット毎に定めた「DRS」使用許可区間が厳密な区間となるため、この限りではない) レース以外の「DRS」使用許可区間:フリー走行、公式予選ではサーキットのどの区間でも「DRS」の使用が許可される。 「DRS」の使用が禁止される条件:レーススタート後「2周」が経過する以前での「DRS」の使用、またはセーフティカーが導入されている間の「DRS」の使用が禁止されている。 「DRS」の安全面:ドライバーが「DRS」を作動させた後、最初にブレーキを踏んだ瞬間に「DRS」が強制終了されるようにしなければならない。 「DRS」の動作:「測定ポイント」を「前方車両間の基準」に準拠する範囲(1秒以内)で通過したドライバーに対し、「DRS」の使用許可が伝達される。ドライバーは自己判断でボタンなどの電子制御部品を使用して「DRS」を作動させる事ができる。 「DRS」使用範囲の視覚面:対象ドライバーが通過したことを検知するエリアには路面に白線を引く。 また、「DRS」が使用可能な区間も路面に白線を引いてドライバーに知らせるものとする。 「DRS」が使用可能な場合、コックピット内で緑色のランプが点灯することでドライバーに知らせる。 その他の安全面:マシンがウェットタイヤ、インターミディエイトタイヤを装着した状態での「DRS」の使用はフリー走行、公式予選、決勝レースのいかなるセッションを含めてテクニカルレギュレーションの第2条の3項「危険の解釈」に抵触したとしてルール違反となる。 >バックマーカーをパスする時は「DRS」を使ってもよいのでしょうか? はい、OKです。 Grandprix.comに掲載されていましたが、小林可夢偉選手が 「DRS」はとても良いシステムだと思う。 シーズンが開幕したばかりの頃は、安全性を心配していたけど、数戦を終えた段階で、「DRS」の良さがわかるようになってきた。 ユニークで良いシステムだよ。 特に心理的な面で重要な意味を持っている。 つまり、オーバーテイクのためだけに使うんじゃなくて、 「例えば、バックマーカーがいる時に使うこともできるんだ。」 そこがいいね。 とコメントしています。

noname#177763
質問者

お礼

BRSじゃなくてDRSだったんですね(苦笑)。 とても詳しい解説を頂き非常に感謝しています。 誠にありがとうございます。

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