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式量と分子量
式量と分子量の違いが いまいちわからなくて困ってます(;_;) 違いを詳しく教えて頂きたいです
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分子が存在する物質について,分子の質量を原子量と同じ基準で表したものが分子量です。 分子式に含まれる原子の原子量を加えあわせれば求めることができます。 式量は,分子が存在しない物質について,組成式などの化学式に含まれる原子の原子量を加えあわせれば求めることができます。 違いは,分子式について求めた値か,分子式以外の化学式について求めた値かです。 二酸化炭素 CO2 は分子が存在するので,CO2は分子式です。 原子量がC 12,O 16なので,CO2の分子量は12+16×2=44です。 二酸化ケイ素 SiO2 は分子が存在しないので,SiO2は分子式ではなく,組成式です。 したがって,原子量Si 28,O 16を加えあわせて求めた値 28+16×2=60 は式量です。 人に対して「人数」という語を使い,犬に対しては「人数」といわず「頭数」という語を使ったりするのと同じように,対象によって使い分けていると考えればよいのではないでしょうか。