際限なく設計部に見積もりを書かせる営業部門
重機械 設計部門です。
営業部からの依頼で価格見積もりのための試設計図と概要書を書かされるのですが、ここ半年くらいで急に頻度が増しております。
昨年の今頃は1案件が3か月に2件程度でしたが、今は月に2件以上来ます。
しかも一つの案件につきA案、B案、C案、それぞれにつきオプション1A, 1B, 2A, 2B という具合に仕様が細分化するようになり、おまけに提出した後に「この仕様では高くて提示できない、もっと物量を減らせ」と食い下がってきて(しつこい位に)、約束した納期に間に合わせて概要書を提示しても、後から後から仕様に文句をつけてきて、際限がありません。日々の設計作業がほとんど進まない有様です。
(3月中旬に提出した仕様概要書についてまだ文句を言ってきます)
おそらく営業が顧客の言いなりになって見積書提出を請け負っているのだと思います。
そして会社は、実は昨年2月から新規案件を全く受注できていません。
最近倒産した、東北地方の同業他社からのおこぼれ案件(倒産間際に受注し何もせず倒産)すら、受注が成立しておりません(うちの営業曰く契約が取れないのはこの会社が顧客に提示した価格より安くならないから だそうです)
先月の残業時間は94時間を超えました。
当社、数年前に受注に失敗し銀行からコンサルタントが派遣されている状況です。
倒産した会社が放り出した案件を引き受けるのなら、むしろふっかけてもいいだろうに、と思いますが、うちの営業はそれができない とのことです。
営業部長が、価格が高くて提示できない、と言っています。
会社、やっぱりまずい状況だと思いますか?
この営業に振り回されて、低価格競争に呑まれていると思いますか?
内部留保を使い果たし、銀行から派遣のコンサルが常駐する状況で、倒産した同業他社の案件を安さで受注するのって、重工系では常識なのでしょうか?ちょっと信じられないのですが。