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熱伝導率が高い高分子化合物について
熱伝導率が比較的高い高分子化合物には、どんなものがありますか? またそのような化合物は日常どのような場面で用いられていますか?
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理科年表や化学便覧にいろいろと掲載されています。 例えばその一部を挙げると 固体の熱伝導率[W/m/K] HDPE 0.46-0.53 LDPE 0.34 PP 0.09 PS 0.13-0.14 PVC 0.15-0.21 PVA 0.21-0.76 PET 0.08-0.17 PTFE 0.25 フェノール樹脂 0.29 ユリア樹脂 0.29-0.42 天然ゴム 0.142 SBR 0.247 ダイヤモンド 900 Fe 80.3 Al 237 Cu 398 ガラス 1.03 雲母 0.55-0.79 コンクリート 1 木材 0.14-0.18 紙 0.06 国立天文台「理科年表」丸善(2004) 日本化学会「化学便覧改訂5版」丸善(2004) 高密度ポリエチレンやポリビニルアルコール、ユリア樹脂なんかは、有機高分子としては比較的、熱伝導率が高そうです。 さて、これらの具体的な用途ですが...、すみません、わかりません。 「熱伝導率が高い高分子」と言っても、金属なんかと比べてしまうと桁違いに小さいので、「熱伝導率の高い高分子を使って熱を伝える」という用途があるのかどうかはわかりません(私が不勉強なだけで、実際にはあるのかもしれませんが)。
その他の回答 (1)
高分子化合物といっても酵素から水晶までたくさんあります。 どんな構造でも良いならダイアモンドの熱伝導率が最高です。 金属より高く、しかも不良導体ですのでLSIの基板として用いられます。
補足
そうですよね、多様な高分子化合物がありますよね。 一応、私が意図した高分子化合物とは、PETやポリエステルみたいな有機化合物です。 (酵素も有機化合物になってしまうのでしょうが・・・。)
お礼
非常に参考になりました。ありがとうございます。 安価な熱伝導率が高い高分子は何か分からず困っていたので助かりました。 (液晶プラスチックと呼ばれる「熱を伝える」ことが出来るものはあるみたいでしたが、 高価そうだなぁと思っていたので。) 余談ですが、国立天文台が理科年表を作成しているところが面白いですね。