- 締切済み
夏目漱石のこころ
夏目漱石のこころを読みたいと思っているんですが… どういう物語なのか いい話なのかわからなくて買おうか悩んでます。 読んだことがある人 物語内容と読んで見た感想を教えてくれませんか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- kohanan
- ベストアンサー率63% (7/11)
「こころ」は面白いですよ。私も大好きです。 昔、教科書に一部だけが載っててその時はふーんとか思ってたんですが 後になって全文を読んだところすっかりその魅力にハマってしまったくらいです。 ただ、好きというだけで文学的な勉強や研究などしたことがないので私なりの 解釈、捉え方になりますが「こころ」は慕情と執着、罪と罰の物語です。 物語ははじめ「私」という青年が、どこか厭世的で世捨て人のような男「先生」に 出会うことから始まります。「私」にとって「先生」は今まで周りにいなかったタイプの人間で、 そのあえて孤独を愛するような風情の「先生」に、「私」は惹かれ、親しく付き合うようになります。 ですが「先生」はあえて「私」をつき離すようになり、「私」は「先生」が なぜそのように人を遠ざけるのかが納得できません。 その理由は「先生」の過去にあり、「先生」はかつて犯した罪のむくいを 自分自身の人生をもって受けようとしており、ずっと苦しんでいた…という話です。 「私」は「先生」のこころを救えるのか、「先生」は己の罪をどう償うのかぜひ読んでみて下さい。 それからこれは蛇足ですが、一度読みおわったらぜひ「先生」の妻の静に関する 描写や台詞を拾ってみてください。本編の中では脇役扱いですが なんとこの「こころ」で名前があるのは彼女だけなんです。 本編の過去編では「先生」の視点で話がすすみ「先生」の考えが述べられますが 静の描写を見れば彼女の気持ちはちゃんと分かります。 また、死にたがる男たちの中毅然と「生きる」ことをよしとするのも彼女だけです。 ぜひぜひ読んでみてください。
ざっと申し上げますと、親友が想いを募らせていた女性を自分も好きだった 主人公が、先を越して告白し、我が物にしてしまうという話です そして、その後に悲劇が起き、主人公は一生十字架を背負って行きなければ ならなくなります 「それから」「門」は親友からその女房を奪ってしまう主人公の物語ですから、 テーマとしては似ていますね
- dqf00134
- ベストアンサー率28% (1049/3662)
とりあえず買わなくても、青空文庫なら無料で読めます。 少し読んでみて良いと思ったら、買えば良いでしょう。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/card773.html ブラウザでそのまま読むのも良いですし、テキストファイルをダウンロードするなら、パソコンなどで読めます。