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電子回路における「発振」がわかりません。

三端子レギュレータを使うとき安定化のための電解コンデンサを使いますが それ以外にも発振防止用に0.1μFのセキセラを使いますよね? これの意味がわかりません。 そもそも発振とは具体的にどういうことなのでしょうか? これがパスコンというやつですか? あわせてどんな場面で使うべきなのかも教えていただけると助かります。

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  • ベストアンサー
  • tpg0
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回答No.1

三端子レギュレータ回路の電解コンデンサ-は「脈流分の平滑目的」で完全な直流を供給する場合は電解コンデンサ-は使わないです。 (※自動車バッテリー12Vをレギュレータで6Vに下げる場合など) しかし、入出力の最短距離に発振防止目的のコンデンサ-は入れます。 その目的は、ノイズ信号帰還(フィードバック)による発振を起こさないようノイズ信号を吸収する為です。 ICの電源回路などに入れるバイパスコンデンサ-は、ノイズ信号を吸収したり電圧変動を軽減する目的ですからパスコンの目的に近いですが、三端子レギュレータに入れるコンデンサ-はノイズ信号の吸収が主な目的です、 その為、高周波特性の良いセラミックコンデンサ-を使う意味があります。 (※静電容量が比較的大きい積層セラミックコンデンサ-を使う) 尚、実感出来る帰還による発振例に「ハウリング現象」があります。 アンプに接続したマイクをアンプに接続したスピーカーに近付けたり、音量を上げたりすると「キーン」という発振音が出ますが、これが帰還による発振です。

midugane
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 具体例まであげていただきすごくわかりやすいです。 だいぶすっきりしました。 本当にありがとうございました。

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その他の回答 (1)

回答No.2

コンデンサを使う意味は使うコンデンサによって異なります。 電界コンデンサは、追従性が遅いためノイズ対策用には使用できませんから、平滑用として使います。 幾ら、三端子レギュレータでも僅かに出力には脈流あるため、これを平滑化する必要があり、電界コンデンサを入れます。 積層セラミックは高速性があるため、ノイズ用として使用します。 これは、ノイズにより三端子レギュレータの帰還を掛けている部分悪影響を与えることで異常発振し暴走状態になることです。 発振状態が続くと、電圧が変動してしまうことから、他の部品を壊したり自己破壊してしまいますので、ノイズ吸収用として積層セラミックが必要となります。(パスコンの仲間ですが、一部品の保護用です) なお、パスコンは御まじないのようなものですが、無いとノイズによってあらゆる部品が故障してしまいます。 パスコンは、偏らせるより基板全体に散らばらせることが重要で、一部の部品保護ではなく基板全体の保護ですから、安価なセラミックで十分です。 コンデンサは、種類によって用途が変わりますので、使用するには注意が必要です。

midugane
質問者

お礼

マイコンを使ってプログラムばかりやっているとどうしてもこの手の事が おろそかになってしまいますね。 組み込み系はソフトだけではなくハードの部分も知識が必要になってくるところが難所ですね。 その分ちゃんと動いた時はとてもれしいですけど。 詳細な説明、感謝します。 パスコンは基板上の交通整理役みたいなものなんですね。 ありがとうございました。

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