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ガスタービンと蒸気タービンの段数
一般的に、ガスタービンの段数は蒸気タービンと比較して少ない。 とのことなのですがどうしてでしょうか? 理由を詳しく教えてください。
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一般的に蒸気タービンの方が、 圧力比が高いためです。 蒸気タービンの最高圧力は25MPaほどになり、 これを復水式ですと0.005MPaまで膨張させますので、 圧力比は5000となります。 一方、ガスタービンはせいぜい最高圧は3MPa程度で、 なおかつ大気圧までの膨張になるので、 圧力は30程度となります。 高い圧力比を処理するためには段数が必要ですので、 蒸気タービンのほうが段数が多くなります。 ちなみに、ガスタービンでも小型には幅流式を採用しているものもありますが、 発電所で使うような大型になるとすべて軸流式です。
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- tac351115
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回答No.1
ガスタービンに用いられることが多い遠心式は構造が簡単で、1段で得られる圧力比も大きいが、段数を増やしにくい。 これに対して蒸気タービンで用いられることが多い軸流式は、直列に並べて段数を増やす事が容易です。
質問者
お礼
構造上の問題もあるのですね。 回答ありがとうございます。
お礼
分かり易い解説ありがとうございます。 高い圧力比を処理するためには段数が必要ですよね。 よく考えれば当然ですが気づきませんでした。