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空前の円高は何故?
2011年8月現在円高が続いています。先日は76円になりました。 そこで質問なんですが、何故大震災にみまわれたのに円の力が強くなってるんですか? 素人考えで、大震災や原発事故により円の価値が下がるかと思ってましたが、むしろ震災前より円高になっている。 この理由は何ですか?
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アメリカ・・日本以上の不況と、国債発行の不手際(発行枠制限緩和がぎりぎり) EU・・ギリシャ、アイルランドに続いてスペイン、イタリアなども破綻しそう 中国・・インフレが止まらない 日本以上に各国が低迷しているということです。これで円に資金が殺到し円高になりました。もちろん、投機筋の思惑買いも含めてですが。
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正直言って、今の円高は仕掛け的な要素も大きいように思います。 2007年のパターンで来るならば、お盆まっさかりの8月16日にセリングクライマックスを迎えるかもしれないですね。ここで瞬間的に65円を付けて、日銀の介入が入った所でドテン。一気に85円台まで戻す・・・と言う荒い値動きになったりして。(全くの個人的な予想ですが、可能性はゼロではないと思います。)
- lions-123
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>空前の円高は何故? ↓ <私見>日本経済が強くなったとか、日本の貿易黒字を是正する為の誘導では有りません。 円ドルで言えば、米国経済の先行き不安『個人消費がGDPで70%近く不振な統計・予測が続く)や巨大な財政赤字から債務不履行寸前の危機感と信用失墜を招いている事から、今後の増税や歳出削減の避けられない事態を見切ったドル安の要素が大きい。 <米国経済の不調から為替・株・GDPが縮減している> また、ドル安(円高)はアメリカにとって、自国通貨の信認や基軸通貨としての威信低下の面はあっても、国内産業の競争力向上という側面もあり、ホンネで絶対困る阻止したいとは思っていない。 それは、ECも同じであり、マーケットでドル安『円高』が進んでも、日本政府&日銀の為替介入、まして国際社会の協調介入の可能性は少なく、あっても少額・単発・限定的な効果と見切り安心して円を買っている。『円高要因』 つまり、日本経済の成長や円の信認が高まっての円高と言うよりも、貿易収支の黒字・対外的な借金の基本的に無い事、戦争や紛争リスクの低さ、国際競争力のある高品位・高付加価値商品の開発力・生産力のファンダメンタルからの消極的な買い安心感が根強くあり、それが円の上昇要因です。 さらに、そもそも論で言えば、国際物価比較や購買力対比、市場競争力からは原則1ドル1円に向って円高基調で長期的には進むと見られている。 <長期的には、今後10年スパーんで10円程度、順次、切り上がり、やがて50円時代が今世紀前半には、やって来ると言う説も有ります>
- Willyt
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日本経済の強さを象徴しているのです。マスコミはドルとユーロの信用が落ちて来たので投資家は仕方なく円へヘッジしていると解説するのですが、それは違います。国際収支の黒字がずっと続き、それはレートに関係なく日本製を買わざるを得ないという商品が沢山あるお蔭なのです。自動車の輸出ができないなどとトヨダは泣き言を言っていますが、これは三味線で、海外生産に既に大幅にシフトしています。また海外資産からの上がりが貿易収支に加わるために毎年膨大な経常黒字が積み重なっているのです。これが投資家を円へのヘッジの大きな理由なのです。
お礼
ご丁寧な回答に感謝します!目からウロコが落ちました☆参考にします 日本企業が強いってことなんですかね☆
- nejerata
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All Aboutより転載 震災が起こると、保険会社が多額の保険金を支払う必要があります。そのため、日本の保険会社はそれまで外貨で運用していた資産の多くを円に戻す必要があります。このような円買いの動きが起こるだろうという予想、被災地域復興のために多額の日本円が必要になるための円買い予想。こういった将来の円買い予想をもとにして、多くの投資家、特にヘッジファンドなどが利益のために投機的円買いを行い、その結果、急激な円高が進行したと考えられます。 ↑のは3月の円高の時の説明。 8月の円高は今の状況の日本円より、さらに信頼性が低いのがドルだから。 米国経済は日本より極悪です。
お礼
今日の日経読んでアメリカのヤバさを知りました。格付けが下がるかもなんですよね? ずっと気になってた疑問点が解決し嬉しいです(*^o^*)ほんと感謝です!
- rikukoro2
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>何故大震災にみまわれたのに円の力が強くなってるんですか? 大震災にみまわれたからです 過去1995年1月17日発生の阪神・淡路大震災あとにも79円という至上最高値をつけました。 為替レートは、基本的には需給で動きます。為替市場は世界共通の市場であり、そこで円を買う人より売る人が多ければ円安になり、円を売る人よりも買う人が多ければ円高になります。震災後に円高になったのは、単純に円を買う投資家が世界に多くいたため、というのが直接の理由です。では、なぜ多くの投資家が円を買ったのでしょうか? 震災が起こると、保険会社が多額の保険金を支払う必要があります。そのため、日本の保険会社はそれまで外貨で運用していた資産の多くを円に戻す必要があります。このような円買いの動きが起こるだろうという予想、被災地域復興のために多額の日本円が必要になるための円買い予想。こういった将来の円買い予想をもとにして、多くの投資家、特にヘッジファンドなどが利益のために投機的円買いを行い、その結果、急激な円高が進行したと考えられます。 後民主政権が無能だから という理由もありますが。。w
- solidwill
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為替が動く要因はたくさんありすぎて断定出来ませんが、ここ最近に限って言えば、円の価値が上がったというよりも 「他通貨の価値が下がったので、相対的に円高になっている」という方が正しい見方かもしれません。 今まさにアメリカの財政が危機に瀕していますし。 円高になりやすい要因のひとつは、日本が世界でも稀に見る「外国からの借金をほとんどしていない国」だという事が考えられます。 日本が借金している先(=国債の購入元)は殆どが国内の銀行や保険会社です。 なので、国外から借金の取立てを食らって破産するようなケースが考えにくく、円は他の通貨に比べて安全だと考えられています。 ものすごく乱暴に省略すると、 ギリシャの金融危機とかここ数日のアメリカの危機などが発生する。 ⇒世界のお金持ちが「ドルは価値が下がるかもしれないから、 資産を安全な円に換えておこう」と動く。 ⇒ドルが売られて円が買われる。 ⇒円高になる。 という流れで円高が進んだりします。 あくまで一例ですが、いかがでしょうか。
お礼
仕掛けの真相も知りたいです。回答ありがとうございます。なるほどですね!参考にさせて頂きます☆