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島崎藤村の 小諸なる古城のほとり
小諸なる古城のほとり この「なる」はどのような意味でしょうか?
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noname#137863
回答No.2
この「なる」は断定の助動詞「なり(終止形)」の連体形です。 「に+あり」から「なり」という語ができました。 「小諸なる古城のほとり」は、 「小諸にある古城のほとり」という意味です。 古今集の 「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」の 「春日なる」は「春日にある」という意味です。 さきほど「なり」は断定の助動詞と申しました。 たしかに「なり」は一般的に「断定」です。 「沈黙は金なり」は「沈黙は金だ」と断定しています。 ところが「~にある」だと「断定」とはちょっと意味が違います。「所在」表しています。 ◎小諸や春日など、場所を表す体言についた場合は「所在」を表すことになるんですね。 【結論】 「なる」は断定の助動詞(この場合は場所を表す体言に付いているので「所在」の意味)「なり」の連体形で、「~にある」という意味です。
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- cxe28284
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回答No.1
「なり」、断定と存在の助動詞の連体形で、「にある」の意味。小諸にある古城のあたり 検索で文語助動詞活用表を出してプリントしておくととても便利ですよ。
質問者
お礼
早速ありがとうございました。 勉強になりました。
お礼
ありがとうございました。 とても勉強になりました。