小論文指導について
私は高校の数学教師ですが、
今頃の時期になると、
多くの生徒から小論文の指導を頼まれます。
私は、生徒の指導が大好きですので、
どんなに忙しくても断ったことはありません。
したがって、夏休みから2学期にかけては大変忙しくなります。
ところで、だいたいの高校では国語の先生が小論文を
指導されているのではないでしょうか。
少なくとも私の学校では、私を除けば全員国語の先生です。
各校の現状はどうですか。
実は、私は小論文の指導はいろいろな教科の先生が携わるべきだと思っています。
なぜなら、小論文に求められるものは、
あくまで専門性です。
経済学部なら経済学の、物理学科なら物理学の専門的内容や問題意識が問われているのです。
小論文の評価をする人も、
それぞれの学部の専門の教授ですよね。
当然国語の先生とは、目の付け方が違いますよね。
それなのに国語の先生は、
小論文を国語の専門領域だと思っていませんか。
本来なら国語の先生と各専門領域の先生とが協力し合って指導すべきですが、
忙しい現場ではそれも難しいですよね。
それなら思い切って、
それぞれの専門の先生に指導を任せてしまってはどうですか。
とくに、理系小論文については理系の先生に任せるべきだと思うのですが。いかがですか。
もっとも私も、理系文系問わずに指導してはいますけどね。