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外郎売、頼光(らいこう)のアクセントは?
こんばんは。 外郎売の台詞で、 「かの頼光(らいこう)のひざ元去らず」 という部分があるのですが、アクセントがわかりません。 人名のようで、アクセント辞典にもないのです。 これ最初の「ら」を高くいいますか? 後の「いこう」部分のほうが高いですか? よろしくおねがいします。
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「頼光」は、意味は「源頼光(みなもとの よりみつ)」です。平安時代の武将です。 江戸時代までは、人名を音読みするのがクールだったので、こういう読み替えはけっこうあります。 藤原時平の「ときひら」を「しへい」と読んだりです。 人名の訓読みは、すべてアクセントは前に来ます。「ら(上) いこう(下)」です。 前後の意味もかなりわかりにくいので、 下にその部分の訳と解説を貼っておきます。 =========================== かの 頼光の 膝元去らず かの らいこうの ひざもとさらず 「頼光(らいこう)」は平安時代の武将「源頼光(みなもとの よりみつ)」です。家来の「四天王」を従えて、上述の大江山の酒呑童子を退治したので有名です。 ここまでずっと「酒呑童子」ネタをひきずってます。 で、誰が「膝元を去らない」のか、茨城童子がか、と謎だったのですが、以下の部分、彼の家来であり、「酒呑童子」を退治した伝説的勇者たちである「頼光四天王(よりみつ してんのう)」たちの名前とのシャレのようです。 鮒 きんかん 椎茸 定めて後段な ふな きんかん しいたけ さだめて ごだんな まず頼光の家来、俗に言う「頼光四天王」の名前書きます。当時は有名でした。 渡辺綱(わたなべの つな)、坂田金時(さかた きんとき)、占部季武(うらべ すえたけ)、碓井貞光(うすい さだみつ)。 =鮒(綱)、きんかん(金時)、しいたけ(季武)、定めて(貞光)、おそらく想像するに食後のデザートの、 「後段」というのは当時の宴席などで、食事の膳を全て出し終わった後に出るデザート的な軽食のことです。お菓子や果物ではなく、そばやそうめんなどが多かったようです。飲んだ後は麺類!! 「後段な」は「剛胆な」に引っかけているかもしれません。 ======================= 親ページです。全訳が出ています。 http://blog.goo.ne.jp/yokikotokiku/e/d45298b1c73dc327e5d7c19f20934a50
お礼
とても参考になりました! プロフィール拝見しましたら、もしかして該当サイトの管理者の方でしょうか。 ありがとうございます。 アクセントと合わせて意味も勉強させていただきます☆ よい週末を!