日本のメディア等では、家族を理想化しすぎている傾向がありますね。
現実のところ、確かに何かあった時には、一番力になってくれる人、本気で心配してくれる人、いいズライことも当人のため言ってくれるのが基本、家族ではありますが、人間ですから、親であろうと完全ではありませんし、子供に成長させられるような人もいます。
いい年齢になった子供でも、親の前では、まだまだ未熟な人もいますね。
家族は人の集まりですから、人の集まるところには常に、小さな生存競争が、ひとりひとりの至らぬ点を補い合う協力と同じだけ存在するのだと思います。
ですから、あまり理想化してしまうと、現実の自分の家族の姿に、がっかりすることは、誰しも少なくないのではないでしょうか?
人と人が支え合うのが家族、といっても、やはり自分が健康で自立していなければ、支え合っても共倒れになるので、もめごとが多くなります。
完全に依存や頼ることなど、家族だからこそ、他人と違って、遠慮なく言いにくいことも口にしてしまったり、甘えも出してしまったりするゆえ、ぶつかることも多かったりします。
特に親が亡くなったりする時期になれば、兄弟姉妹の関係などは揺れたりもしますね。
同じ両親を持つ、兄弟姉妹であろうとも、決して平等ではありません。
生まれ持ったポジション、役回りが兄弟姉妹 でも違ったりしますし、結婚して他人が入ったり、子供(孫)が産まれたりすると、またいろんなことが変わってきます。
遺産相続など見てもわかるように、家系(お墓)を守ってゆくべき立場の子に、親が家を託したり、家族の中で経済的弱者である下の子に、現金等生活の足しになるようなものを残して生かすための協力をするなど、家庭によって親には子の性質の上、それぞれの考えがあったりしますから、そういう部分を理解し合えない兄弟姉妹間は、大人になりきれず、常に愛情が平等でないと気が済まない、という人は、利害関係を追求しすぎ、関係を崩壊させてしまうこともあったりしますよね。
なので、人は家族だけではなく、近くの他人との関係や、恋人、友達を作り、大切にします。
何かあった時、相談相手になれたり、家族がいなくなっても協力し合う事ができる関係を作っておきたいからです。
家族は 離れていれば 美化され、恋しいもの、
近くに寄りすぎれば、うざったくて煩わしい存在、というものなんだと思います。
理想の家族なんてそうそういないけど、でも、必要とされている、いなくては困る、愛されている存在の家族がいるという精神状態こそが、いつもくっついていなくても心を安定させ、孤独になった時、辛く大変な時にも 乗り切るパワーを与えてくれたり、人に優しくできるようになったりするもの ではあるのかも知れないですね。
お礼
質問を締め切りまして、今更になりますが、回答して頂きありがとうございました! 丁寧な回答ありがとうございました! 納得しました!