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三面等価について
経済の問題で解けない問題が二問ほどありましたので質問させていただきます。 1.国民経済計算における三面等価の原則の意味及びそれが成り立つ理由を説明せよ。 (政府も外国貿易も存在しない単純な経済の下での三面等価の説明でよい) 2.三面等価の原則の意味を説明せよ。 以上の二問をどう説明すれば良いのか教えていただきたいです。 宜しくお願いします。
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三面等価の三面とは、支出面、生産面、分配面の3面です。 支出とは、文字通り消費や投資でによって、すべての経済主体が他の経済主体に支払った額の総計。 生産とは、すべての経済主体が生み出した付加価値の総計。 分配とは、すべての経済主体が利益として得た額の総計。 支出をすれば、その同額分のお金を受け取る(すなわち分配の対象となる)主体がどこかにいるということ。 会社の売り上げは、経費、社員の給与、役員の報酬、会社の内部留保、株主の配当、税金、のいずれかになります。すなわち、売上=他人の支出は、かならず全額誰かに分配されるということです。 なので、支出=分配。 支出と引き替えに得られる財の価値は、その財を加工するたびに加えられた付加価値(生産)の総計に等しいです。 例えば、い草を栽培すると、い草の代金と同じ付加価値を生み出したことになります。い草を畳に加工すれば、い草の価格と畳の価格の差額が付加価値になります。よって、畳の最終価格は、これまでに畳のために生み出された付加価値の総計に等しいです。 よって、支出(畳の価格)=生産(い草生産の付加価値+い草→畳の加工の付加価値) となります。 よって、支出の総計=生産の総計=分配の総計 となります。これが三面等価です。 というようなことを説明すればよいのではないかと思います。
お礼
詳しい説明ありがとうございます。 参考にさせていただきたいと思います。