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アルキメデスが銀の冠を贋物と見破った件
- アルキメデスが王冠を鑑定し、贋物であることを見抜いた方法
- 銀塊の一部をくすねて代わりに混ぜ物を入れて量だけ調節した疑いがある場合、王冠の比重を計測することで贋物であることを突き止めることができる
- アルキメデスが銀冠の贋物を見破った方法の科学的な考察
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Wikipedia > アルキメデス > 黄金の王冠 を参照 Wikiでは黄金の王冠とありますね、金よりも比重の大きいのはオスミウム、イリジウム、白金なんですがこの辺をうまく使えば銀と合わせて比重を合わせることは考えられます。 ただし、うまく混ぜ合わせることができるかどうかなんですが、どうなんでしょうか。 融点や触媒など、それから価格も関係すると思いますが、その辺はどうなんでしょうか。 王冠が銀だとすると可能性は広がりますね。 鉛なんか安そうですから銀+鉛+αで合金が作れればだませそうです。しかし実現可能であればこの時代ですから既に誰かがやっていそうなんですけど... オスミウム - 22.57 イリジウム - 22.42 白金 - 21.4 金 - 19.3 タングステン - 19.3 ウラン - 18.7 水銀 - 13.5 鉛 - 11.3 銀 - 10.5 銅 - 8.92 鉄 - 7.87 チタン - 4.54 アルミ - 2.70 ケイ素 - 2.33 マグネシウム - 1.74 ナトリウム - 0.971 カリウム - 0.862 リチウム - 0.534
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- kagakusuki
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>金よりも比重の大きいのはオスミウム、イリジウム、白金なんですが TelNo_00様が挙げられたもの以外に、金(19.32g/cm^3)よりも高い密度を持つ金属には、レニウム(21.02g/cm^3)、ネプツニウム(20.25g/cm^3)、プルトニウム(19.84g/cm^3)等もあります。 ネプツニウムとプルトニウムは天然には存在しない(人工的に合成するしかない)超ウラン元素ですから除外すると、 オスミウム 22.57g/cm^3 イリジウム 22.42g/cm^3 白金 21.45g/cm^3 レニウム 21.02g/cm^3 の4種類となりますが、これらの金属はいずれも融点が高く、 オスミウム 3033 ℃ イリジウム 2466 ℃ 白金 1768.3 ℃ レニウム 3186 ℃ ですから、アルキメデスが生きていた時代の技術では、これらの金属が融解する程の高温にまで加熱する事は出来ませんでしたから、これらの金属と金との合金を作る事は出来なかったと考えられます。 それに、これら4種類の金属の内、当時発見されていたのは白金だけでしたから(オスミウムとイリジウムは白金等との合金として自然界でも、砂粒程度の金属粉末として産出します)、白金以外は検討の対象外となります。 但し、溶かして塊とする事がが困難であるが故に、白金には用途が無く、それ故、昔は白金の価値はの価値はあまりなかったらしいので、天然に得られる砂粒状のイリジウム・白金・オスミウム等の合金である、砂白金(イリドスミンとも言います)を、大量に集める事が出来たならば、それを金との合金にするのではなく、王冠の外側には表れない部分に(粒のままの形で)埋め込む事で、銀(或いは銅や鉛)を混ぜた金で造った王冠の見かけ上の密度を、金の密度に等しくなる様に調整る事は不可能ではないと思います。 尤も、当時は価値が認められていなかった(つまり誰も見向きもしない)物質である上、川底の土砂等の中から僅かしか得られない、白金やイリジウム等を、まとまった量、わざわざ集めている人間などは居ませんでしたが・・・・ 【参考URL】 白金 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E9%87%91 砂白金 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E7%99%BD%E9%87%91
お礼
ご回答ありがとうございました。
- ymmasayan
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1.一種類では無理でしょう。二種類なら可能かと。 2.物理です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >1.一種類では無理でしょう。二種類なら可能かと。 一種類ですむなら、純銀と異なる分子の組み合わせでまったく同じ質量を持つ物質を探さないといけませんから無理でしょうね。 > 2.物理です。 ありがとうございます。 水兵リーベ僕の船・・・はぜんぜん関係ありませんか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 銀の王冠じゃなくて金の王冠でしたか。記憶違いしてましたね。 >ただし、うまく混ぜ合わせることができるかどうかなんですが、どうなんでしょうか。 >融点や触媒など、それから価格も関係すると思いますが、その辺はどうなんでしょうか。 確か、王は大切な王冠を溶かしたり割ったりすることを嫌がったためにアルキメデスに非破壊検査を依頼したはず。 ということは細工師としては完全に二つの物質を混ぜなくても、フェイクの物質を”芯”に使って、その周りを銀細工で”カバー”をして重量を元のインゴットと同じにしておけば、王は疑いの目を向けることもなかったか、と。 まあ、そうしたらアルキメデスも大発見をしなかったでしょうが。