更新時に説明なしで敷金償却の特記が追加されていた

質問

賃貸マンションに８年住んでいます。
先々月、「更新条件通知書」が届き、賃料が若干下がっていたこともあり、契約更新する意思を伝えました。
そして先日、契約書が届いたのですが、特記として「退去時敷金１ヶ月分償却とする。故意過失による汚損破損は借主負担」と書かれていました。

更新条件通知書には、それについては何もかかれていなかったのに、なんの説明もなく契約内容を変更して契約書を送付してくることに納得できません。
担当者に問い合わせるにあたり、下記について教えていただければと思います。

１．個人の賃貸借契約で敷金償却というのは私は初めてなのですが、これは一般的なのでしょうか。

２．この償却される分は借主の原状復帰費用に充当されると解釈できるのでしょうか。
原状復帰費用については、最初の契約では借主負担だったのですが、更新契約ではずっと折半になっています。今回の契約書も折半です。

３．説明なしなのが一番納得いかないのですが、事前説明なしということで敷金償却の特記を削除させることはできるのでしょうか。

相手の考え方次第というところもあるとは思いますが、一般的な意見をいただけると助かります。
契約書はどっかのフォームを持ってきてコピーして使ってるって感じで、担当者は口が立つおばちゃんなので、常識的に納得させる材料にさせてください。
よろしくお願いします。

回答No.1

noname#203300 · ベストアンサー

大家しています。

１）　本年３月？に最高裁判決で２１万の『敷引』を有効と認める判決が出ましたので今後は退去時に『原状回復費用の借主負担分』で揉めるのを防ぐために増えていくかもしれません。ちなみに、この金額はどうやら敷金との比率ではなく金額が重視されたような気がします。

２）　最高裁判決ではそう想定されていますが、中には全く別に『原状回復費用の借主負担分』もいるようですから確認し文面に残すことが必要でしょう。

３）　説明無しに更新時に契約書の文面を変えることは許されません。変えるには借主・貸主両者の合意が必要です。大抵の契約書にはこの一文は入っていると思います。合意が成立しなければ『法定更新』で旧契約がそのまま継続されることになります。

　　おそらく最高裁判決を受けての“悪乗り”でしょう。質問者様が拒否しても大家側が負けます。

お礼

早い回答ありがとうございます。

最高裁判決の敷引きについて調べてみたのですが、
高額でなければよい、合意されていればよい、というだけで、
敷引き自体が良い悪いってことじゃないですよね。

おっしゃるとおり“悪乗り”ですね。

逆に、通常損耗は家賃に含まれているからその分の原状回復は貸主負担って明らかに書いてあって、
今までの契約だと通常損耗まで私が負担することになってたと気付きました。

とにかく勝手に契約変更したことに異議申し立てして、削除するよう言ってみます。
最悪『法定更新』ですね。

勉強になりました。とても納得です。
どうもありがとうございました。