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工業簿記の加わる2級と簿記3級の、レベル的違いは?
- 工業簿記が入るかどうかが2級と3級の違いの一つであることを知りました。
- 商業簿記との違いや工業簿記の学び方について知りたいです。
- 過去問題集の使い方や出題傾向の変化について教えてください。
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工業簿記は全くの新しい概念で、仕訳は基本的に切りません(実際は切りますが、仕訳問題はまずでない) 以下、質問に対応していきたいと思います。 (1) 商業簿記のほうも基本的に何かが加わるレベルの違いがあるのか? 商業簿記も新しい論点をやります。 既存のものに新しいものを付け加えるというよりも、全く新しい論点を追加されるという感じでしょうか。 例えば最初にやるのは銀行との現金過不足や勘定調整の問題です。 期末に整理したら帳簿よりも銀行の預金が足りなかった…。何がいけなかったの? みたいな感じで、基本的には3級+αだと思ってください。 3級は基礎なので一度やった論点は知ってる前提で出てきます。(期末整理の仕入、繰商など) 中学レベル(3級)→高校レベル(2級)って感じの流れです。 (2) 工業簿記は商業簿記3級を持っていても、またゼロから学ばないとならないほど大きく違うものか? キーワードで最も使う工業簿記用語は何か? 概念的に何が違うか? 上にも書きましたが工業簿記は商業簿記とは全然違う範囲です。 具体的に何をやるかというと「原価計算」と呼ばれるものです。 おもちゃを100個作ったけど、それにいくらかけたがを知りたいって感じです。 商業簿記=販売業(三越、伊勢丹) 工業簿記=メーカー(ソニー、トヨタ) などを想像するといいでしょう。 例えば材料1000円、加工費1000円なら当期に2000円をかけたことになるんですが 実際は期末ぴったりに作り終わるわけではないのでの「作りかけ」の状態があります。 これを「仕掛品」と呼んでそれぞれ完成品と期末仕掛品に原価(この2000円)をいくらずつ負担すればいいだろうか?と考えていきます。 単純なんですが、慣れるまでは苦手にする方が多いです。 そんな訳でよく出てくる単語は「仕掛品」「完成品」「〇〇原価計算」あたりでしょうね。 逆に言うとコレばっかです。 (3) 上記、(1)(2)合わせて、要するに3級持っていても全く通用しないほど違うか? 日商簿記試験までに仕事しながら、どのくらい時間をかければ良いと思われますか? 3級合格はちゃんと役に立ちますよ。 知識というか、電卓の使い方、仕訳の切り方の慣れっていうアドバンテージが大きいです。 なので商業簿記なら2級でも同じ勉強の延長になると思います。 ただ、工業簿記は名前が似てるだけの別物です。 数学で例えるなら、計算問題だったのが新しく図形問題も入ってきたって感じなのでまた別のアプローチが必要になります。 総合すると、3級にかけた時間の1~2倍程度の時間をかければ合格へは持っていけると思います。 難易度はそれほど変わらず、商工合わせた範囲が2倍ほどなので。 (4) 過去問題集を古本屋で手に入れましたが、毎年傾向と対策が変わるのか? 古いのでは全く無駄だと思われるか? 出題傾向は大きくかわるものか? 工業簿記に関しては改訂論点はないといっていいので過去のものでも十分だと思います。 というか、無限に問題をつくろうと思えば作れるのであんまりパターン解きはおすすめしません。 典型論点が出ればいつも通り解けますが、ちょっと変えられると分からなくなってしまうのでしっかり理解して解くことが重要です。
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- sage-night
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No.1です 仕訳を切らないと言ったのはそのまんまの意味です。 工業簿記では「仕訳が必要ない」と言ったほうが分かりやすいでしょうか。 多分、言葉でうんぬん説明するよりも実際に参考書を数ページパラパラめくればなんとなく感覚でわかると思います。 たいていは図を使って解くようになるのが工業簿記の特徴です。 ただ、問題には載ってないけど、帳簿に記録する作業自体はあるので「仕訳を全く切らない」という表現は正確ではないなと思ったのです。 どっちにしろ、仕訳を切れって問題は出ません。
お礼
遅くなってスミマセン! ありがとうございました。 何となく参考書で意味がわかりました!
お礼
早速、わかりやすい御回答、ありがとうございました。。 ついでですが、最初の、、 ”仕訳は基本的に切りません(実際は切りますが、仕訳問題はまずでない)”。。。の”切る”という概念がわかりません。。 以降の詳細はわかりやすいのですが、この文言は初めて聞いた表現です。 ついでがあればご説明頂ければ助かります。。 ありがとうございました。。