新築戸建、土地も含めて購入という条件でよろしいでしょうか。
1.まずは資金作り
まずはライフプランを作成しましょう。これは将来ローンを組むときにも役に立ちます。そして、ライフプランではじき出される貯金可能な金額を貯金するようにします。
この段階では家の価格などは適当でいいです。実はこれで大体購入可能な金額もわかります。
家の購入資金として有力なのは、
・積み立て君(住宅金融公庫)
・住宅財形貯蓄(勤務先に制度がなければ加入できない)
です。あとは何でもよいですから元本保証の商品で探してください。
数年たってライフプランをもう一度見直してください。計画通りなのか計画が甘いのかなどは重要な修正項目ですね。
2.希望する家について、まず価格帯を見定める
建売であればかなり安くなりますが家もそれなりになります。(建築条件付でも同じ)
土地もどの位の広さがほしいのか、広告のチラシなどで探してください。
今仮に土地1500万円で、家は30坪くらいのこじんまりしたものを作るとします。
家の値段は地域差があるとはいえ土地ほどでもなく、30坪だと大体1500万円~2000万円の範囲でしょう。
更に外構工事費で50~150万円となります。
合計すると、3050万円~3650万円となります。
これに諸経費・その他が必要で、8~10%で考えるとよいです。
なので大雑把に3400万円~4000万円が必要な総費用となります。
3.ローン
基本ルールは以下の通り。
a)頭金は総費用の3割。
b)毎年のローン返済額は年収の2割
c)ローン年数は老後前に完了
(実際に組むローンは少し長めにして余裕を持たせて繰り上げ返済します)
上記はごく普通に言われていることですが、更に私は、
d)ローンの返済金額の妥当性を検討するときにはそのときの固定金利で試算すること。
(実際に借りるのが金利の安い変動であっても固定で計算します)
というルールをつけたいと思います。これは現状の状況を踏まえた安全策です。
aは先ほどの物件で考えると、頭金は1000~1300万円位が最低必要となります。これ以上必要かどうかはb,c,dの条件で決まります。
かりに30歳で購入すると考えた場合、ローン年数は30年、現在の固定金利は3.5%(公庫)、総費用が3500万円、頭金1000万円として計算すると、
ローン金額は2500万円、毎月返済額112,261円、必要年収670万円以上(少し無理すれば550万円でもOK)となります。
総返済金額は上記で4000万円ほど、つまり金利に1500万円ほど支払う計算です。
4.家の建て方研究
資金をためながら情報収集です。
どういう家を作りたいか、ハウスメーカにお願いしてしまうのか、それとも設計事務所にお願いするのか、あるいは地元工務店にお願いするのかなどなど、情報収集をします。
資金的に厳しいと建売で我慢するという選択肢もあるでしょう。
中古のリフォームという方法もありますが、これもまたひどい中古をつかむと困ってしまいますので、正確に評価してくれる人を探す必要があります。
また家自体の構造やつくり、工法、などなど学ぶことは大変多いです。
5.いよいよ購入
不動産会社、目をつけた工務店・設計事務所・ハウスメーカなどにコンタクトして話を前進させます。
以上大まかな流れでした。
ご質問にある500万円の資金ではどの位という質問は、年収がわからないとなんともいえません。
500万円のうち300万円は諸費用・そのほかに消えると思ってください。つまり物件に回せるのは200万円です。
あとはローンになります。