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急性心筋梗塞の初期治療について質問です
閲覧ありがとうございます。 急性心筋梗塞について調べており、様々な書籍やネットを探しても、どうしても答えが導けなかった問題が2点あります。 詳しい方、是非お教えください。 (1) なぜ、初期治療で塩酸モルヒネを使うのか。(モルヒネと言えば、どうしてもガンの末期のイメージがあります。鎮痛作用なら、いきなりそんな強い麻薬を使わなくても、他に薬はないのでしょうか・・・) (2) 硝酸薬はなぜ狭心症には有効で、心筋梗塞には効かないのか。(少しでも拡がれば虚血は軽減できるのではないかなど、イメージはいくつかあるのですが、ハッキリとした根拠がわかりません) よろしくお願いします。
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- ebisu2002
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> なぜ、初期治療で塩酸モルヒネを使うのか。 心筋梗塞の胸痛は強いもので恐怖感を伴うようなものです 胸痛が続きますと心筋酸素消費量を増加させ梗塞の範囲を広めたり不整脈を誘発することもあります そのため、鎮痛・鎮静が必要となりますが、使われる薬剤には強い痛みに効果があり心筋酸素消費量を増加させるようなことが無いものが選択されます それには塩酸モルヒネが幸福感がありますから鎮静にもっとも有効です カテーテル治療などの効果がでるまでの一時的に使うものですから習慣性の心配もありません 麻薬の使用が困難な場合は心筋酸素消費量を増加させないレペタンなどが選択されます > 硝酸薬はなぜ狭心症には有効で、心筋梗塞には効かないのか。(少しでも拡がれば虚血は軽減 動脈硬化によって冠動脈が狭いタイプの狭心症の場合、硝酸薬などではその硬化部分を広げる作用はそれほどありません むしろ静脈を広げて心臓にもどってくる血液を減らし、その結果として心臓の仕事量~心筋酸素消費量をを下げて狭心症状を緩和する意味の方が大きいものです 心筋梗塞の血管の閉塞の主因は動脈硬化を基礎とした血管の内側の傷にできる血栓ですから、これ自体は硝酸薬は無効です 狭心症と同じように心筋酸素消費量を下げることはある程度期待できますが、血流再開は期待できません 血管がケイレンして生じるタイプの狭心症には直接的に有効です
1:鎮痛作用で使っているだけで、特に常用麻薬になるわけではないです。 鎮痛剤が効きにくい血管性の痛みなので、モルヒネとかのような、脳伝達を妨げる薬品が使われます。 2:狭心症は基本は冠動脈当の痙攣、細くなったりなどで起こるものです。 よって血管拡張作用のある硝酸薬を使います。 心筋梗塞は血管が詰まるので、基本血管を太くするより、血液をサラサラにする薬が出ると思いますが。