フランス料理でワインを頼まない馬鹿者
この間、正装をして、ある一流店にフランス料理を食べに行きました。ところが、隣のテーブルにいた、アベックの若者が、ワインを頼まず、ソムリエに「ミネラルウォーターを下さい」と言っていました。
昔から「食事のときに水を飲むのは蛙とアメリカ人」と言うことわざがあるぐらい、フランス料理では食事中に水を飲むことは品のないこととされています。実際、学生時代にフランス人の先生に教わりました。皇室でも、フランス料理を食べる時は、水を飲むことが禁止されていると聞きいています。フランス料理はワインを飲んで、はじめて成立するものなのだから、ソムリエが存在しているのです。
このことに限らず、最近の若者は、常識を知らない人が多いと感じるようになりました。
フランス料理を食べる時は、たとえ、飲まなくてもワインを頼むというのはマナーとして常識のはずですが、若い人はそんなことも知らずに、フランス料理を食べに来るのでしょうか?