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各家庭での発電の技術開発の進捗度は?
大発電所とそれからの配電という形式だけでなく、各家庭での個別発電との組合せ(ちょうどコンピューターの世界で大型からインターネットに変わったように)を実現するための技術的なまたはコスト的な進捗度はどの程度なのでしょうか?燃料電池の車が近々発売されると聞いたような気がするので、それほど遠い将来のことではないのではないかと思っているのですが。こういう事故の後でも、原発か火力かというような議論ばかり聞くので疑問に思いました。
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やはり電力会社からの供給にはかなわないのです。 まず初めに思い浮かべるのが、小型発電機です。 ガソリン使用で900VAx約7時間発電できます。 音の問題もありますし、補助として使うことになるでしょう。 参考サイトのものでだいたい十数万円です。 http://www.honda.co.jp/generator/products/eu9i.html 次に考えられるのはガスから電気を作ることです。 エネファームは年間電気使用量の約6割をまかなうことが出来るとされています。 あいまいな書き方ですが、そういう風にサイトにあるのでそうなのでしょう。 ただし機器設置場所がいる為、一戸建てでないと導入できません。 製品価格が約350万円、補助金が130万円でるそうなので、220万円かかるということです。 http://home.tokyo-gas.co.jp/enefarm_special/introduction/grant.html 同じくガスから電気を作るエコウィルはどうでしょうか?? こちらは1kWの発電量に限られます。 それが1日当たりか1時間当たりか書いて無いので分かりませんが、どちらにしても量としては不十分です。 これは補助的なシステムと考えてよいでしょう。 製品価格が約90万円、補助金が11万円ですから、だいたい80万円かかります。 http://home.tokyo-gas.co.jp/ecowill/index.html 既に出ていると思いますが、太陽光発電は発電量が天気に左右されます。 したがって補助システムとしても不安定といえます。
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- watch-lot
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言い漏らしました。 東京湾に原発を作る件ですが、これは適地がないのです。 つまり、原発は強固な岩盤の上に建設しなければならないことになっていますが、東京湾にはそのような場所がないのです。
- watch-lot
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#4です。 >電気を貯蔵するのだと考えれば、そう無意味なことでもないのでは。 ●現在の発電方法がベストミックスだとすれば、つまりベース発電が自流式水力発電と原子力発電、ロードカーブ対応が火力発電、ピーク負荷対応が揚水式発電とすれば、夜間の電気が余るのを貯蔵するなどの方策が必要となりますね。 しかしながら原子力発電が無いとすれば、ベース火力発電で負荷に見合ったコントロールを行えるので夜間にはそんなに余剰電力は生じません。 もちろん発電・送電・変電などの設備の稼働率が悪いとは言えますが、燃料は無駄にはなりません。 つまり、夜間に電気を貯蔵すること自体が目的を失うのです。
お礼
度々の回答ありがとうございます。ただいまだに理解が困難なので考えさせてください。ただ私の基本的な問題関心は効率とかとは関係なく、一度問題が起これば大問題になるダメージをいくらかでも緩和するような、たとえコストが高くても(程度問題なのはもちろんですが)そういう観点からの技術開発というのはないのだろうか、という疑問です。というのはベストミックスというのは社会的諸条件の変動で変化するものと思っているからです。たとえば石油ショック。たとえば今回の原発事故。(この事故で東電は何兆円賠償するのか知りませんが、国有化論が出てきているのからみても、結果として原発の原価計算が圧倒的に低く見積もられていたのは明らかです。たとえ国民が税金で負担するにしても負担者がかわるだけで日本としての社会的負担には変わりはありません。)そういう時に素人なりに燃料電池車のことを聞き、それほど小型化されていて、かつ信頼性もあるのならば家庭に設置するのも非現実的とは言えないのかな、と思った次第です。とにかく、現在の発電の問題についてはご回答により理解が深まりました。ありがとうございました。
- misawajp
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#1です 受け取り方に少々勘違いがあるようなので 太陽光発電では、日照が無ければ発電できません つまり今の季節のピークである夕方から夜にかけては、何の役にも立ちません そこで 夕方の3時間程度を昼間発電した電力をバッテリに貯蔵して使用できるようにした場合です それが先の回答の概算の費用と維持費です、質問者がお考えの太陽光発電の費用に加算される分です 電力会社会社が供給する規模の電力を貯蔵できる設備はありません(揚水発電所で数十万KW3時間程度までは対応できるようですが) ですから 太陽光発電だけでは夕方から夜にかけて対応できないので、電力会社の発電設備を少なくできません・・・ここが重要なことです
お礼
確かにコストについては私に誤解がるようでした。私の質問の仕方が悪かったのかもしれませんが素人としての私の問題関心は単純でした。他の方への回答にも一部書きましたが、私が生活した国では停電が起きるとたとえばマンション街では一斉にディーゼル発電機が地下で稼働し始めます。工場や多くの商業ビルもそうです。また自家発電を持っていない事務所でも、PC用のUPS(名前は忘れましたが蓄電池)や目玉のような照明が各部屋で稼働し始めます。ついでにいうと水も水道水は飲料に適さないので普段からミネラルウォーターです。同時にあの発電機の大きな騒音と排気ガスのひどさや社会的コストの圧倒的高さは容易に分かります。また化石燃料の削減とかそういう高尚な見地からでもありません。しかし一方では、結果として、停電が起きても水が多少汚染されても、今の日本ほど大騒ぎにはなりません。つまり社会的圧倒的なダメージを吸収緩和するという意味で、しかしディ-ゼル発電を克服するような意味で私の知らないところで新技術の実用化が進んではいないのだろうかと思っただけです。またはそういう方向での技術開発は行われているもだろうかと思った次第です。度重なる回答ありがとうございます。
- watch-lot
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まず、太陽光や風力は不安定なためにベース発電とはなり得ないのは明らかですね。 で、ご質問の燃料電池ですが、これの燃料は水素なので発電段階では非常にクリーンということで理想的なのですが、その水素はどうやって調達するのでしょうか? 都市ガス方式ですと、これは天然ガスですからやはりこれもまた化石燃料には違いありません。 いずれは枯渇しますし、石油ほどではないにせよ輸入に頼っていますからガスショックなるリスクもありえます。 それ以外の方法(燃料電池車用)としては、電力で水から水素を作るのです。 となると、これは主客転倒ではありませんか? 原発事故があったにせよ、もはや日本では原発以外に頼る発電方式はないように思います。 今回の事故を教訓に安全基準を見直していくべきでしょう。 阪神大震災の被害を受けて建築基準を見直したのと同じことだと思うのです。
お礼
確かに水素を電気で作るのは本末転倒かもしれませんが、電気を貯蔵するのだと考えれば、そう無意味なことでもないのでは。つまり、電力需要というのは、相当に上下に振れ幅が大きく、発電能力は最大需要に合わせなければならないとすれば、固定費的には遊んでいる部分も大きいということですよね。それを遊ばせずに稼働を平準化し、余剰部分を貯蔵するのだとしたら、そう無意味でもないのではないですか。また発電所近くで貯蔵すれば、柏崎や福島から東京まで送る送電ロスも無いと思うのですが。もし原発しかないと断定すれば、次は東京湾に原発を作るしかないと思うのですが。なぜなら地方の人はそれほど大電力を必要としていませんから。安全保障の面からも何か知恵を出す必要があると思うのですが。もちろん原発をすべて廃止できるとは思っていませんが、可能な限り危険を分散化するというのは安全上の常道ではないでしょうか。回答ありがとうございました。
- Mokuzo100nenn
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各家庭にある程度の広さの土地と、潤沢な資金と、設備の運転および保守点検技術があれば”分散発電”も可能です。 その意味では、アラブの王様やインターネット長者、大地主など限られた資産階級向けのソリューションですね。 一方、「大規模集中発電+送電網」の方式は、トータルコストも安く、受電設備も簡単で、利用者は初期コストを負担する必要がなく、専門的な設備運用技術も不要で、集合住宅住居者や生活保護世帯等、万人が電気の恩恵を受けることが可能です。
お礼
私は原発の発電コストが安いという意見は信用していません。安くなるように計算しているだけと思っているからです。今回、米軍や政府や警察・消防や30キロ住民や風評被害の農民や漁民からの請求、それに土壌入れ替え費用はいくらになるのでしょうか。高々40年の操業で事故が発生したのですから、今後原価計算上で見積もらなければならない事故確率は一気に跳ね上がるでしょう。私が知っている範囲では使用済み燃料の最終処理方法も日本では確立されていないと聞いています。ということは無限大の期間コストが発生するのですが(保管コスト)、それを有限の燃料使用期間に割り振ることは不可能です。
- misawajp
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現在の家庭用の発電(ほとんど全てが太陽光)は、健全なる電力配電設備が有効に機能していることが前提です 現在の太陽光発電設備に 500~1000万かけて電力貯蔵設備(バッテリと制御装置)を追加すれば、晴天の日は夕方以降3時間程度使用できるようにすることは可能です(維持費に年100万以上はかかるでしょう) 昼間を含めて3KW8時間程度はまかなえます 曇りや雨の日は ほとんど0になることもあります 予測される電力不足は 東京電力だけでも 1000万KW以上です 東京電力の受電範囲で午前9時~午後8時頃まで自前でまかなえる設備が300万以上あれば対応できるでしょう
お礼
早速の回答ありがとうございます。太陽光発電の能力と維持コストはそういうものですか?導入を進める業者さんの話とは印象が違うのですが。特に維持費の高額さには驚きました。発電能力については何となく想像はしていましたが。
お礼
そうですか、まだコスト的に相当に高いようですね。しかし、エネファームとかエコフィルの開発を促進していただいて補助システムとしてででもコストが現実的なものになれば少しは原発の負担を減らせるのかなと思います。私は長く発展途上国で生活していました。停電が頻発するので、大きな工場や店、マンション、ビルなどは自家発電設備を持っていました。もちろんマンションで言えばエレベーターだけとか、工場で言えば重要部分だけとか、ほんの一部分に対応するバックアップでした。台風で1週間電気が無い生活も体験しました。しかし最低限の電気があるおかげでずいぶん助かりました。(たとえば工場で言えば再稼働に長い調整時間が必要となる部分は電気を確保してことにより、全体の再立ち上げをスムーズにするなど)一方で、社会的なコストは相当に高くなっているだろうなと思いました。しかし結果的にダメージを平準化できているのも確かでした。そういう経験からの質問でした。ありがとうございました。