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第二次大戦前後の国際婚
テレビで割とよく、同世代の混血タレントさんを見かけるんですが・・・ 大戦前後の国際恋愛って、周囲の理解が無いに等しいイメ~ジが、自分にはあるんですが・・・実際はどうだったんでしょうか? 例:大石恵さん(30歳)。お祖父さんがイギリス人だそうですが、お祖父さんとお祖母さんは一体、どこの国で運命の出会い、なさったんでしょうか? 先程、中山エミリさんの混血具合についての質問文も、偶然見たんですが・・・ 実家が代々セレブな方って、戦時中でも国際交流、盛んだったんでしょうか? 戦前&戦時中って、イギリス人が横浜や東大に交換留学に来てたり、してたんでしょうか? 関東の昔事情に詳しい方、教えて下さい。
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- sophia35
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主人の叔母の話ですが、英語が喋れると言う事で進駐軍内の販売ボックスで事務の仕事をしていた時に、そこの軍人さんと結婚してそのまま渡米。今でもオレゴンで軍人年金と貰って悠悠自適の生活をおくっています。そう言うケースもあります。 セレブの意味は判断しかねますが、普通に上流階級の方でしたら、外交官・商社員・貿易商などの接触もあると思うので、国際結婚も他の一般の人よりも比較的しやすいのでは無いでしょうか?日常生活に自然溶け込んでいるものだから、周囲も割と認めていたように感じます。 進駐軍人の現地妻として出産した方達の事やその子供達については、上坂冬子女史が多くの著書をだしているので、調べられてみたら良いと思います。
明治維新から今日までの135年間の内、国際結婚のチャンスがなくなったのは第二次世界大戦中だけです。国際結婚の割合(頻度)或いは国際結婚をした人々の層は今日とは異なりますが、開国以来日本の評価は年々あがり、誠実で武士を思わせる日本男児、しとやかで美しい日本女性がチャンスに恵まれれば国際結婚に至るのは何ら不思議なことではなかったと思います。 日本は1902年から1921年まで英国と日英同盟を結びヨーロッパでも近代国家として一目おかれるまでになっていました。英国とは短い期間だったけど蜜月関係にありました。 戦前、国際結婚の可能性があった人々は外交官、商社マン、船会社の駐在員、報道関係者、留学生、移民など現在と比較すれば一部の日本人です。国際結婚といえば日本にすんでいる人を思い浮かべますが、多くの人が海外で生活しています。永住する人、引き上げてくる人、一時帰国をする人、両国に拠点を持つ人など様々です。タレントやその家族はその一部に過ぎません。
- demio
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ノンフィクション作家の柳田國男さんの 「マリコ」には戦前の日本の外交官がアメリカ人女性と 結婚して、戦中戦後は日本に住んでいたことが かいてありますが、武士の家柄だった外交官ですが国際結婚には 周囲は理解していたようです。 戦後の進駐軍との間にできた混血児は正式な結婚でない 場合がおおかったので、理解が無かったかもしれません タレントの50歳代で混血の人で父親がいない人は はこうした人が多いとおもいます
- hkt_o
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小説を読みますと、国内の一般庶民はともかく、ある程度知的水準の高い層では現在以上に国際結婚に寛容だったようです。 一例を示しましょう。加賀乙彦「錨のない船」は米国人の妻を娶った外務省高官の一家と大東亜戦争を描いた、史実に基づいた実名小説です。戦況が悪化してからは、少々米国人が白眼視される描写もあるのですが、正直いって意想外におとなしいものです。 戦前の日本人は世界中へ移民していました。日本が窮屈だったから、ではありません。海外で一旗あげよう、という発想です。日本人が内向きになったのは「敗戦後次第に」というのが真相で、それがいつの間にか、「戦前はなんでも遅れていた」という誤った思い込みが蔓延して、「昔から日本人は内向きだった」という誤解につながっていくわけです。
お礼
レス下さった方々、大変参考になりました。 謹んで御礼、申し上げます。