- 締切済み
福島原発事故
溶融するメルトダウンの意味と危惧される影響について説明願います
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
みんなの回答
- sata-nn
- ベストアンサー率59% (920/1545)
おはようございます^^ >>溶融するメルトダウンの意味と危惧される影響について説明願います メルトダウンだけ説明すると、混乱すると思いますので、日常生活=専門用語を例に私なりに説明すると以下のとおりになります。 ◎原子炉(日常生活にてお湯を沸かすためのやかんだと思っておくと良いでしょう)のしくみ (1)原子炉内(日常生活でいうとお湯を沸かすためのやかん内部)の熱を生成(お湯を沸かす)するための燃料(日常生活で言うとガスコンロ)を使用 (2)(1)により水蒸気が発生(やかんが沸騰)し、その水蒸気の力により、タービン(電気を作るモータ)を回し、結果、電気が生成されます。 (3)原子力は日常生活でいうやかんの沸騰よりもはるかに強力な水蒸気の圧力があるため、それを調整するために、絶えずお水を注入しています。(水蒸気の圧力により原子炉(日常生活でいうとやかん)が破裂、破壊しないための予防) ◎メルトダウン (1)原子炉内(日常生活でいうとお湯を沸かすためのやかん内部)の熱が急上昇 (2)熱の急上昇により原子炉内(日常生活でいうとお湯を沸かすためのやかん内部)の圧力が急上昇 (3)(1)、(2)の両方により原子炉(日常生活でいうとお湯を沸かすためのやかん)が耐え切れずにやがて内部爆発する現象。 1986年4月26日に生じたチェルノブイリー原発事故がこれに該当します。 ◎メルトダウンによる危惧 (1)内部爆発(日常生活でいうとお湯を沸かすためのやかん破壊)、熱を生成(日常生活で言うとお湯を沸かす)するための核燃料+核燃料使用時に生成される放射性物質(人体に悪影響を与える物質)が熱蒸気により大気中に放出されます。 (2)この中で一番困るのが、放射性物質(人体に悪影響を与える物質)が熱蒸気によりに大気中放出されることです。 ※放射性物質=放射能(表現は難しいですが、太陽の光を発生し続けていると考えていると良いでしょう。)を出す能力の事をいいます。 (3)放射性物質がなぜ危険なのかと言うと、放射性物質から出る放射線(太陽の光を発生し続けている)により人間の細胞(DNA)を破壊(日常生活で言うと、太陽の光(放射線)を見続けていると目が失明すると考えると良いでしょう。)するという所にあります。この事により、人体に様々な悪影響を与えます。 (4)(3)に加えて、放射性物質(人体に悪影響を与える物質)は臭いもなく、音もないので、大気中放出されたら最後、処理は非常に困難になります。 現在、日本政府+原子力関連の人たちは上記の問題対策のため、原子炉(日常生活でいうとお湯を沸かすためのやかん)内部の熱圧力を下げるため、消防車による海水(水ポンプが停止したため)を原子炉(日常生活でいうとお湯を沸かすためのやかん)内部に入れて、冷やしています。
- mibuna
- ベストアンサー率38% (577/1492)
通常の状態ならWillytさんの言われるように放射能は外部に漏れることはありませんが、日に日に状況が悪くなって現在は福島第一原発3号炉の使用済み核燃料の入ったプールの天井は無くなって放射能を含んだ水蒸気が漏れているようです。(NHKソース) 「原子炉本体は大丈夫だなんて」東電は言っていますが、使用済み核燃料から放射能ばら撒いてたらウソと変わりません。
お礼
回答ありがとうございます!一日も早い収束を祈ります。
MAX400ミリシーベルトにたっしているそうです。さらに上昇すると、近くにいるだけで死亡するレベルに達する恐れがあります。 現状、もう、手に負えない状況でしょう。
- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
メルトは融ける、ダウンは落ちるという意味です。何が落ちるかというと融けた核燃料で、これが下を支えるものを次々に融かしながら下へ下がって行き、遂には水のある部分に触れると水が瞬時に蒸発するために水蒸気爆発を起こすのです。そうなったらチェルノブイリやスリーマイルのように空中に燃料のかけらや生成された放射性物質がまき散らされるかというと、日本の原子炉は二重の遮蔽が行なわれています。まず炉は厚さ2センチの壁で構成されているため、たとえ爆発の圧力で破壊しても構造用鋼材の性質のため、粉々に破砕されるということではなく、変形してひびが入るという状況で壊れます。そしてその外には厚さ1mの鉄筋コンクリートの壁で蔽われているため、壁を破って爆発物が一気に外気へ飛び出すという事態にはならないように配慮された設計になっています。 勿論水蒸気爆発というのは大変なものですから完全に放射性物質を閉じ込めることは不可能ではありますが、過去の二つの例のようなひどい結果は回避できる可能性が高いのです。
お礼
ご丁寧な回答をありがとうございました。まだまだ予断を許さない状況ですが、収束を祈りつつ、やれることをやっていきたいと思います。
燃料棒の高濃縮ウランが過熱によって溶け落ちると、容器を溶かします。コンクリートでも3000度くらいで溶けるので、床に穴があきます。さらに、溶け落ちて施設の床も溶けて、地面に溶け落ちると、地球の反対側まで突き抜ける・・・のがチャイナシンドロームです。 1億度以上の核融合では、電磁力で空中に浮かして反応させますが、原子炉のような核分裂は水で冷やしながらの運転ですが、今回の事故は 空焚き で燃料棒が溶け落ちる寸前です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%89%E5%BF%83%E6%BA%B6%E8%9E%8D http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A0_(%E6%98%A0%E7%94%BB) イメージは、エイリアンの唾液で宇宙船に穴があくシーンですね。
お礼
回答ありがとうございます!一日も早い収束を祈ります。
- 植松 一三(@jf2kgu)
- ベストアンサー率32% (2268/7030)
溶融だけでしら良いのですよ≪海水を入れた段階で、今後あの原子炉は使えませんので≫ 問題は、溶けて高温になった、放射性物質が、炉心を溶かしたり、格納容器を溶かして外部に出たら大変な状態です 又水素爆発によって、圧力隔壁などが壊れて、燃料が露出して拡散したらチェルノブイリの二の前です 何とか溶融の段階で止めないと大変です 今後の情報を精査してください
お礼
回答ありがとうございます!一日も早い収束を祈ります。
お礼
日常用語に例えて非常にわかりやすい説明を頂き、誠にありがとうございました。とてもよく理解できました。一日も早い事態の収束を祈るばかりです。