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京大(理系)対策-家庭学習のアドバイスとオススメ教材
- 京大薬学部受験を考えている高校三年生のための家庭学習アドバイスです。
- 特に英語に力を入れたい場合、システム英単語と新・基本英文700選がオススメです。
- 京大英語の対策として、和訳力と英訳力をつけるために教材を探している人には参考になるでしょう。国語、数学、理科の教材もまとめて紹介します。
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まず英語について。 解釈については、基礎英文問題精講をこなせるだけの実力があるなら事足りるでしょう。次は和訳の練習に移ってください。(ここでの和訳というのは、前後の文脈も汲んで訳すと言う意味です) ここで注意して欲しいのは、赤本と25カ年の扱い方です。実はこの2冊、たまにダメダメな解答が載ってたりします。これをやるなら、信頼に足る先生に解答を添削してもらった方がよいでしょう。 もしそのような先生が身の回りにおられない場合は、駿台、河合の出している模試の過去問集をオススメします。(ただし河合は和訳のみ) 質問者様の現場からして、問題なのは英作ではないかと思います。京大の英作は他の大学とはひと味違いますよね。 予備校の分析によると、英作は非常に得点率が悪いそうです。よって、ここで差をつけることが出来れば大きなアドバンテージとなります。そして、これはそう難しいことではないのです。具体的な対策として、次の参考書のどちらかをやってみてください。 1.例解 和文英訳教本 (プレイス) (こっちの方がオススメ) 2.最難関大学への英作文 (桐原書店) 1の方はシリーズ物で3冊あります。京大なら長文編は必須です。時間があるのなら文法編(正式には文法矯正編)も是非目を通してください。 次に数学についてです。 さて、京大は「基礎」を重視しているそうですが、ここで言う「基礎」とは単に簡単な問題が解けるということではありません。 入試を採点するのは誰でしょうか? もちろん、京大の教授の方です。その数学の達人たちの言う数学の基礎とはいったいなんでしょうか?それはズバリ、「数学の理論」です。 なんのこっちゃ?と思われるかもしれませんね。おそらく受験生が一番分かりやすいのは、同値性についてでしょう。(これについてはここではうまく数式が出力できませんので詳しい説明は省かせていただきます) このような数学の本当の基礎についての深い理解と、典型問題の処理能力、さらには、深く考える思考力が京大数学を突破するためには必要です。(思考力については、京大が元々、多くの研究者を排出し、研究者を養成する大学としての風習から来ているのだと思います) 具体的な対策ですが、残念ながら上に書いたような事すべてを鍛えられるような参考書は今のところ存在していません。(私の知る限りでは、どうしても「基礎」の部分について解説しているものがないです。) 問題処理能力については、いわゆる羅列系と呼ばれるチャート式やfocusなどを1冊やれば十分でしょう。 次に化学についてです。 すでに他の回答者様が言っておられますが、一番差がつきます。浪人生と現役生で最も差がつくのもこの科目です。 京大化学では実は満点近く取る人も結構います。片や0点近い点数の人もいます。その差は何でしょうか?もちろん、学力に歴然の差がある場合も往々にしてあります。 しかし、私が言いたいのは、京大の出題形式への対策です。京大の化学は長文穴埋め形式ですよね?この形式で最も重要なことは、実は、「イメージする能力」です。問題の状況を分かりやすく図に書く練習を怠らないことです。さらに、教科書に「こんな反応が起こります」とだけ書いてあるような物についても、並行論や電子論でしっかりと理由を「考える」事が重要です。 この助けとなるのが、駿台の石川正明先生の本です。とくに、「新理系の化学(上下)」がオススメです。さらにもし関西圏にお住みなら、駿台の夏期講習の京大化学(石川先生のもの)を受けることをオススメします。非常に為になる講座です。(別に駿台の回し者ではありませんよw) さて、色々と書きましたが、共通して重要なことは、京大の特徴的な出題形式に沿った対策を立てることと、考える事だと思います。 長文失礼しました
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- vilhelmi
- ベストアンサー率70% (7/10)
多少は役に立ったようで良かったです。 和訳の参考書についてですが、これが非常にネックなんですよね。 巷には解釈の参考書は多く出回っているのですが、(質問者様の「基礎問精講」や、京大受験者の間ではメジャーな「英文解釈教室」、昔から大道とされる「ビジュアル英文解釈教室」「英文解釈の技術100」など)「和訳」に関する本は自分は見たことがなのです。 自分が現役の時は、西きょうじ先生(代ゼミ)の京大英語をフレックスサテラインで受けて、その授業から、和訳の技術を身につけていきました。(英作も非常に良い物でしたが) あと、質問者様の学校に昨年の京大プレ(代ゼミ)を受けた人がいれば、学校にその模試の解説特講のDVDが送られているかもしらません。解説は西きょうじ先生か、小倉弘先生のいずれかかと思いますので、もしあればそれも見てみてください。 ちなみに、最近、「世界一分かりやすい京大の英語」という本が出ましたが、これについては中身を確認していないため、何とも言えないのが現場です。すいません ということで、「和訳」に対する最有力候補は、代ゼミの京大英語でしょう。フレックスサテラインなら全国どこでも好きな時間に受講できますから。ただし、通年で申し込む前に必ず体験受講することをオススメします。代ゼミの講師は一癖ある人が多いですから、合わないと思ったら辞めておく方が賢明です。その場合は駿台、河合の京大模試の過去問を片っ端から買いあさって演習するぐらいですかね。 他の予備校(河合の英作はあまりオススメしません)に行くという手もありますが、通年で入ると生授業は結構高いので… しかし、どうしても参考書にこだわるなら、上に挙げたような解釈の参考書をやっておけば、合格者平均は取れるのではないかと思います。(質問者様は英語に力を入れるということなので、これでは少し不安かもしれませんね。)
お礼
回答ありがとうございます。 ですが、あいにくの地方住みなので代ゼミは無理ですね・・・。 どうしても紙媒体に頼らざるを得ません。 やはり有名どころをやっていくしかないですかね・・・ どうも参考になりました。ありがとうございました。
- piyoco123
- ベストアンサー率15% (124/794)
まず英語に関して。 暗記は作業ですので勉強ではありません。そんなものは移動時間に終わらせて下さい。 むしろ、難関大の過去問や模試の問題を解きましょう。 特に、動詞の使い方や文構造の構築に慣れるようにしましょう。 そうしないと英訳どころか和訳すらできません。 英語は差がつかないので満点取ってもしょうがないですが、 何となくできた、という程度では本番は思っているよりも悲惨な点数です。 理科について。理系では最も重要な科目です。8割は最低でも取れなくてはいけません。 ちなみに、あなたのライバル達はもう高校の履修範囲を全て終えています。 「あまり取り組んでいない」というのがどの程度か分かりませんが、 理科は独学できるのでどんどんやりましょう。 特に、有機無機は知らないと終わりですので一刻も早くマスターしましょう。 数学については薬学部なら4問完答すれば十分です。 ただし、今は弱点の分野を徹底的に鍛えた方が良いでしょう。 得意分野の問題が解けなかった場合に壊滅してしまうので。 赤チャートで基本事項を確認し、中の上レベルの問題集を片っ端からしましょう。 国語は古文単語と文法はあらかじめ暗記していることは前提で、 京大模試の過去問をやって慣れるしかありません。 全体として視野が低いので、大幅にペースアップしましょう。 教材は自分の実力に合ったものを使うべきだし、勉強時間なんていわずもがな。 敢えて目安を示せば、毎週1冊ぐらいのペースで、 1日最低12時間は机の前で勉強する(単語帳は移動中にすませる)べきです。 あと、問題集の2週目は時間の無駄ですので、しっかり頭に入れて一発で覚えましょう。 睡眠時間をとるのは重要ですが、あなたはそれ以前ですので、 量を確保することはもちろん、質を落とさないようにして下さい。
お礼
自分の出遅れを痛感しました。 特に理科に力を入れていこうと思います。 的確なアドバイスありがとうございました。
お礼
具体的な参考書や対策を提示していただいて、非常に分かりやすい回答をありがとうございます。 まさに京大に特化した対策ということで、とても参考になりました。 時間の許す限り順次、取り組んでいきたいと思います。 あと、基礎英文問題精講は一周まわっただけで、それをこなすだけの実力がついたのかというと、少し疑問点が残ります。 「和訳の練習」とおっしゃいましたが、具体的な参考書(問題集)も提示していただけないでしょうか。(甘えすぎですいません。) やはり和訳にもまだまだ不安が残ります。 今回は非常に細かい解説ありがとうございました。 よろしければ上記の質問にも答えていただけると幸いです。