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電力会社
電力会社で原子力の分野で働きたいと思っています。 何か新技術を開発するようなことを電力会社でできると思いますか?
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家族が電力会社の原子力の分野で働いていますが 早く異動したいそうです。 管理が主で、地元対策用の雇用がたくさんいる職場です。 新技術の開発がしたいのなら、メーカーに就職するべきです。
- googoo-2011
- ベストアンサー率0% (0/0)
こんにちは。 原子力や電力の分野というのは法律に則ってお仕事が進む世界です。技術に興味があるという感じだけではだめです。 原子力基本法というのがあります。そこからの派生で核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(原子炉規制法)とか独立行政法人日本原子力研究開発機構法(原研法)などというのがあります。昔の原研法や動燃事業法団法だね。電力にも事業法があります。そこで書かれていることが仕事の範囲です。 原子力基本法とか原研法の位置づけは,法律の成り立ちを調べてみてください。原子力って危ないからね,どういうことをやっていいかまず決めましょうってことで,きわどい技術の開発は先進国に任せましょう,自前できわどいことをやるのはやめましょうっと感じです。国内へ新しい技術を持ち込むときは原研とかを代理店にして抜荷はダメよ,という感じのことが分かると思います。今でもその通りの業務内容です。ついでに言うと電力会社は法的な位置づけもあって原研に頭があがりません。その辺の歴史が分かると自然に新技術の開発ってどこでやるかって分かると思います。海外には強烈な研究所がいろいろあります。もともとどこも軍事研究所の色合いが強かったところです。 新技術の開発とはどのようなことかが分かりませんが,技術的なこと以外も制約になります。この制約を外れると技術開発は難しくなるのでしたいことと所属をよく選んでください。後からの変更は大変です。 ところで原子力工学科が最近なくなっているというのは一時期イメージが悪かったのでエネルギーとか材料とかに名前を変えることがブームになったからだと思います。原子力工学とか発電工学などの本を見たらわかると思いますが,結構枯れた世界です。新技術の開発には枯れた技術の習得は欠かせませんがどのようなイメージなのでしょう? それと,核燃料取扱主任者とか原子炉主任技術者を取ると電力で研究開発に携われるのって話もききますが,電力事業って電気の供給責任があるお仕事です。身近な例に例えると公共の乗り物の運転士さんって感じです。その辺の資格は世間の原子力学校,例えば最近できた東京大学大学院工学系研究科原子力専攻(専門職大学院)とかで簡単に取れます。他にも日本原子力研究開発機構原子力研修センター原子炉研修一般課程,日本原子力発電株式会社東海研修所の運転研修課程,アメリカ合衆国イリノイ州レモントにあるアルゴンヌ国立研究所国際原子核科学工学研究所,アメリカ合衆国ペンシルバニア州シツピングポートにあるシツピングポート原子力発電所,アメリカ合衆国テネシー州オークリツジにあるオークリツジ国立研究所のオークリツジ原子炉技術学校運転管理課程,アメリカ合衆国マサチユセツツ州ケンブリツジにあるマサチユセツツ工科大学工学部大学院修士課程,カナダ国オンタリオ州チヨークリバーにあるチヨークリバー原子炉学校,連合王国カンバーランド コールダー・ホールにあるコールダー原子炉運転学校,連合王国バークシヤー ハーウエルにある原子力研究所のハーウエル原子炉学校の十六週間課程,フランス国セイヌ・エ・オアーズ県ジフ・シユル・イヴエツトにある国立原子核科学工学研究所の原子工学課程が該当します(平成18年4月17日文科省告示第3号)。運転以外でも新技術の開発とかの下地にはなります。海外の課程は業界の人と知り合いになるメリットが大きいです。日本語でなくて不便とかという話も聞きますが,技術開発をするのなら遅かれ早かれ日本語だけでは話にならないので考えてみてもいいのではないでしょうか?運転ではなく研究がしたいのであればドクターくらいの他は特に資格は要らないでしょう。 米国の原子力政策はURLが参考になると思います。 新技術の開発ということが何かをもう少し詳しく教えていただけたらいいと思います。
- ooi_ocha
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原子力関係を研究したいのなら、東芝・三菱重工業・日立などの 重電会社に就職した方が良いでしょう。電力会社は基本的に使う (運転する)立場です。
- hotmail55
- ベストアンサー率50% (69/136)
多分、若い方なのですよね。希望に水差すことになるかも知れませんが、原子力産業はいいものではありません。1960年代、原子力はもてはやされ、大学で原子力を専攻したいと言う方が多く出ました。しかし、1970年代にはそういった動きは下火になりました。つなり、研究するにしても、非常に危険だと言うことがはっきりしてきたからです。1960年代当時、東大にも原子力関係の専攻学科のようなものがあったはずですが、その後廃止されたはずです。現在は大学院で原子力発電そのものの研究ではなく、もっと周辺の技術を扱っているはずです。東大はその付属施設として原子炉を持っているのですが、その東大でさえそういった現状です。こういったことはアメリカも同様で、大学での原子力専攻学生の大幅減、それに伴う学科の廃止ということが起こっています。 http://orise.orau.gov/media-center/news-releases/2010/fy10-35-nuclear-engineering-degrees-report.aspx には、学部レベルで学生数が増加していると書かれていますが、長期的には減少していることも書かれています。 そもそも、アメリカ国内では1979年のスリーマイル島原発事故以来新規原発は一基も完成していません。一基だけ着工しある程度まで作られたものがありましたが、それも昨年工事中止になっています。 それだけ、安全性の検証が難しいのです。大きな地震に原発が直撃された例は世界で一例もありません。また、そもそも、大きな地震がどんな振る舞いをするのかが分かっていないのです。マグニチュード8クラスの地震は世界で年に1回起こるかどうかと言ったところであり、そこの地盤が例えば日本の原発立地地域と似ているとか、その場所に原発と似た建物があると言うことはまずないからです。 現在の原発の耐震設計は単に想定でやっているにすぎません。しかも、その想定はかなり甘いものだと言われています。 原子力産業には少なくとも次の3点の問題があります。 1.原発など原子力関連施設の安全性が担保されないこと。 2.実際の作業での安全性が全く保障されていず、現実には毎年毎年かなりの数の犠牲者を外部に出していること。 3.高レベル廃棄物の処理が世界的にできていないこと。 これらことについては、インターネット上にかなり数多く記事があります。ぜひ、読んでみてください。
開発や研究をしたいのであれば電力中央研究所という公益法人があります。