まずは間違った素振りについて、、、
腕の振りによるスイングだけを、速い振りで回数多くこなすことで、
満足している人を多く見掛けますが、これは間違いです。
ニュートラルポジション(基本の構え)からスタートし、
下半身を使った身体全体での動作を意識してスイングを行い、
振り切った後は、素早く最初のニュートラルポジションに戻ることで、
1セット(一振り)が終了します。
身体全体を使った動作とは、
足腰を使った身体の捻転と僅かな重心移動等のことです。
素振りが正しく出来ていないと、
日頃行っているフォアロングやバックショートの基礎ラリーが、
正しい動作で行われていないということになりますので、
可能であれば、きちんとした指導者に見て貰った方が良いと思います。
正しい動作での素振りがきちんと出来ている段階で、
フットワークを絡めた素振りが有効になります。
なので、フットワークだけの練習も、素振りの一環と言えるのだと思います。
いずれの練習も、ゆっくりでも良いので、
身体動作イメージを意識しながら行うことが重要です。
卓球の素振りは、正しい動作イメージの身体脳への擦り込みが目的になります。
スイング動作に必要な筋力の強化ではなく(つまりパワーアップではなく)、
スイング動作に必要な筋肉の、神経回路の強化が目的ということです。
殆ど多くの初心者から初級レベルの場合ですと、
速度や回数は、何ら意味を持ちませんので、特にご注意ください。
お礼
ご丁寧にご指導いただきありがとうございました。 なるほど、神経回路の強化ですか。目から鱗です。シナプスも発達するのかもしれませんね。 ゆっくりでよいのですね。足腰をしっかり使って。 そういえば以前、中国のコーチから「腰帯動小臂、小臂帯動手腕(腰が前臂を伴って動き、前臂が手首を伴って動く)と言われたことがあります。素振りもこんな感じをイメージしたらよいのですね。 まことにありがとうございました。