- ベストアンサー
真のブロードバンド大国とは
雑誌にYBBの社長のコメントとして 「ソフトバンクBBは史上最悪の決算となりながらも日本をブロード バンド大国にすることに取り組んできた。」 とありました。 ただ単にネット環境の整備しやすい都市部中心にどんどん高速の インターネットをはっていっただけではないでしょうか? 都市部の高速化競争よりむしろ速度が1.5Mでも、その他のインフラが 整備されていない山間部等の地方にくまなくブロードバンドの整備を行い、 情報・文化の発信、双方向通信のメリットを活かした医療サポート環境 の整備等に利用されてこそ「日本をブロードバンド大国にすることに・・」 にマッチすると思いませんか? 24時間動いている都市部にこれ以上の情報通信網を作って日本の ブロードバンド化に貢献したと言われてもね・・。 (金儲けの手段としてインターネットを利用しただけじゃん) (YBBがきてない地方都市に住む私のひがみもちょっとはいってます)
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
YBBの利用者です。 YBBは確かにいろんな面で問題もたくさんあった事もありましたが、(今は改善されましたがサポートの悪さなど)業界全体の影響を考えた時にひとつだけ言えることは、ブロードバンドの低価格化に寄与した。ということだと私は思います。 確かにおっしゃる通り、都市部にばかりサービスを提供しているという面も否めませんが、それはADSLという回線の性質上ある程度仕方のないところもあるような気がします。 どういうことかと言うと、ADSLというものは基地局から距離が離れていると、十分な速度が出ないという性質がありますから、仮に田舎でADSLがサービス提供していたとしても、そういった地域は必然的に基地局の近隣に世帯が密集していない数世帯以外には恩恵が受けにくいということです。 企業である以上、採算は取らなくてはいけないので、とりあえず採算の合う都市部に注力して低価格を実現すれば、価格競争の面で他の企業も必然的に値下げしなくてはならなくなる。ひいてはADSL全般に価格競争が起こります。 私の実家は大阪府下のとあるド田舎にあるのですが、そこはYBBはおろか他のADSLもサービス提供をしておりません。 そういった地域は光ファイバーなら開通していることが多いので、(こちらは基地局の距離は速度にあまり関係がないらしい)ブロードバンドを利用するならそちらを利用すべきだということでしょう。 さて、その光ファイバーの利用料金にしても、既存のブロードバンドの価格との整合性を意識した場合に、ADSLの価格帯からあまりにもかけ離れた価格設定はできなくなるという業界の「都合」というものがあります。 ですから、ソフトバンクBBが「日本をブロードバンド大国にすることに取り組んできた。」 と言うのは、ADSLの低価格化の波を引き起こしたという意味で、あながち詭弁でもないと言えるのではないでしょうか。 もっとも、それは企業の戦略の一部であるとしても、現実に私たちはその恩恵を受けていると言うことは可能だと思います。 YBBより後発のブロードバンドサービスの価格帯は、明らかにYBBの価格設定を意識しているものと言えるでしょう。 私は別にYBBの回し者ではないですし、「ソフトバンクBBは史上最悪の決算となりながらも日本をブロードバンド大国にすることに取り組んできた。」 という言葉に諸手を挙げて同調するつもりもありませんが、個人的にはYBBは「日本のブロードバンド環境の向上に貢献した」とは思っています。
その他の回答 (4)
- Nanaokun
- ベストアンサー率37% (140/369)
八丈島 にブロードバンドを推進する会と言うホームページご存じですか? 八丈島はNTTは採算が合わないとして、光ファイバーADSLを引かない事を決めています。 八丈島のブロードバンド化に関わって盛られるNTTの社員がYahoo!の社長に直訴して、八丈島にYahoo!BBが引かれる事になったことをご存じでしたでしょうか? 加えてYahoo!BBには米国パラダイン社が開発したリーチDSLサービスが存在しています。これは山間部にもブロードバンドを通すための技術で、リーチはISDNにも強く距離にも強いのです。やはり山間部の多い、長野県のJANISというプロバイダでもリーチが使われています。 八丈島がアドバルーンだとしても、NTTよりはYahoo!BBの方が日本のブロードバンド化を真剣に考えているようです。
- 参考URL:
- http://www.8jyo.net/
お礼
YBBのパフォーマンスでしょうが、何もしないよりはいいですよね。 同じようなことを全国でやってもらえればたしかに情報大国化に 貢献したとどうどうと言えるでしょう。 いろいろの方の意見を頂きましたが、私としてはどこでも、いつでも ほしい情報が取り出せることが情報大国の第一歩かなって考えますので 他のインフラが少なく、ほんとうに情報網がほしいところはおいといて、 すでに情報過多ではないかとも思える都市部に投資回収がしやすいという 理由で選択と集中を行っているYBBのやり方で「情報大国化に貢献」と言われると 腑に落ちない気がします。 お金儲けの方法としては正解と思いますが。
- kee_yan
- ベストアンサー率42% (38/89)
NO2です。一部文脈がおかしかったので訂正します。 >仮に田舎でADSLがサービス提供していたとしても、そういった地域は必然的に基地局の近隣に世帯が密集していない数世帯以外には恩恵が受けにくいということです。 ↓ 仮に田舎でADSLがサービス提供していたとしても、そういった地域は必然的に基地局の近隣に世帯が密集していないので、ほとんどの世帯には恩恵が受けにくいということです。
- MovingWalk
- ベストアンサー率43% (2233/5098)
>ただ単にネット環境の整備しやすい都市部中心にどんどん高速の >インターネットをはっていっただけではないでしょうか? それはそれで意義あることだと思います。 ADSLの急速な普及と低価格化にYBBが貢献したことは事実です。 >都市部の高速化競争よりむしろ速度が1.5Mでも、その他のインフラが >整備されていない山間部等の地方にくまなくブロードバンドの整備を行い、 >情報・文化の発信、双方向通信のメリットを活かした医療サポート環境 >の整備等に利用されてこそ... 一理ありますね。 ただ地域によりどのインフラを使うかは変わってきます。 実際に政府の助成のもと、CATVででインフラを構築し、在宅医療などに 利用する試みがあるようです。 >金儲けの手段としてインターネットを利用しただけじゃん 金儲け(利益を上げること)は、企業にとって重要なことです。 全国的なインフラの整備には、政策面を含めた対応が必要だと思います。
補足
都市部に次々と高速の規格を出していく・・ それを「ブロードバンド大国化」というのかなぁ・・。 というか26M(実測は10M以下?)って速度でダウンロードできる サイトやコンテンツは今あるのでしょうか? バリアフリーのユビキタスネットワークがひとつのIT大国の姿のような・・・。 たしかにおっしゃるとおり一企業では無理で官民一体となった取り組み が必要ですね。 だからこそ易々と「ブロードバンド大国化」という概念を使って ほしくないです。
- mrumesuke
- ベストアンサー率45% (254/557)
仰る通り、インフラ整備の余地や必要はかなり残っているでしょう。しかしながらブロードバンド大国(定義が曖昧ではありますが)であることは最早事実ですし、YBBがインフラ成長の一端を担っていたこともまた事実です。YBBによる価格破壊が無ければここまでの成長は無かったでしょう。 「日本をブロードバンド大国にすることに取り組んできた」のは強ち間違いではないと思います。 >金儲けの手段としてインターネットを利用しただけじゃん 何が問題なのでしょう。 企業ですから利益を追求するのは当然ですし、先の社長の発言とも何ら矛盾するところはないと思います。
お礼
別にインターネットでお金儲けしてることは企業なんでいいんですが 発言がどうも「ブロードバンド大国にする使命感」みたいな感じで、 いやだなって・・・。 「日本全国のITなんか知るか、NTTにやらせとけ、うちは金の儲かる ところで、儲かることしかしないよ」 なんて発言なら逆に拍手ものなんですけどね。 YBBはインターネットの低価格を推進するために自ら率先して値段を 下げたのではなく、ユーザーを増やすために価格を下げたと思います。 結果論として、インターネット全体の価格が下がったのは評価できますね。
補足
たとえばYBBがむしろ過疎地を優先して光ケーブルを引いて(個人宅まで ではなく、学校とか集会所、診療所など、当然有料にする)全国の ブロードバンド網を作ろうとしていて、それで 「史上最悪の決算となりながらも日本をブロードバンド大国にする ことに取り組んできた。」 ってセリフが出ればかっこいいですけどね。 (会社は潰れるか・・・。)