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電車の走行距離について
電車の老朽化の判断の一つに走行距離があると思います。そこで、京浜東北線など、一定の路線を往復している電車の場合、車の走行距離計から想定すると、常にプラスマイナスされて、実の走行距離が出ないのではと思ってしまうのですが、如何なのでしょうか? それとも、走行距離は関係ないのでしょうか?(運転手席の計器類をのぞいた限りでは走行距離計はありませんでした) お教えください。
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こんばんは。 鉄道会社で電車運転士をしております。 鉄道車両においても、走行距離の把握は非常に重要です。 電車の前に運行番号というモノを表示しています。 行先や種別(急行や快速といったモノ)、 そして、21Bなど数字が表示されているのですが、実は、この数字が質問者様の今回の疑問に思われた点の答えになります。 ダイヤを組む際、在籍する車両をどの列車に充当するか組みます。 簡単に言うと、車両の作業手順書。 一日の行動を決めます。 具体的には、 本郷台の車庫を9:50出庫⇒大船10:00発⇒大宮12:00着・・・・・南浦和の車庫に23:00入庫 ・・・・と。 これに番号を振ります。 運行番号と呼ばれるモノになります。 この番号が前部標識の数字になります。 一日の行動が分かれば、おのずと一日の距離を計算して出すことができます。 これで走行距離が分かり、管理することができます。 その為、車両には走行距離を表示するモノが無いのです。 鉄道車両は一定距離走ると点検や分解整備することが定められています。 この運行番号を元に、 累計何キロ走った⇒ある期日で点検するため一日本線から外す。 ・・・・という流れになっています。
お礼
よくよく分かりました。御礼申し上げます。 さらに、基本的な疑問がありますので、その際にはよろしくお願いします。