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国際教養大学について
インターネットの情報を見ると評価が分かれている大学ですが、実際どうなのでしょうか? 就職率がかなり良く、キャンパス内の公用語は英語であることが注目され、度々テレビなどで特集されています。 その反面インターネットでは就職率が良い以外は取り柄がない、など批判的な意見が多いです。
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すごくいいと思うよ。 特に開設当初~数年は偏差値の割にきっちり指導するし、やる気のある子が集まってる印象があった。 今は東大並みの偏差値だから優秀で当たり前、入るのムズいからねえ、って感じですね。 僕自身も人文系だけど、早稲田であれ東大であれ、人文系は学生は寝てるだけで単位が貰えるし、教授も遅刻や欠席は当たり前、研究でのみ評価されると考え、人間性や授業は問題があったし、 向上させる意志すらなかった。 研究の本場はアメリカで向こうのテーマが5-10年遅れで日本に入ってくる状況だった。そういうところのスピードはすごくのろいと感じた。 もちろん独学なり、サークルなり、バイトなりでこなせることはこなせるけど、 それって結局、エクストラじゃん? 「何で大学は義務(高校の教師のような思考や努力)をしないの???」 って思ってたヒトは多かったわけだよ。 「大学はそういうもんだ」って言う教職員は多かったわけだけど、ハーバードでも、ソウルでも、北京でもそういう教育はやってないわけで要するに怠けてただけって感じだ (今思えば)。 最近学力不足の大学生が叫ばれてるが、ああいうのは「伸ばそう」「教育させよう」という意志を大学側、教授側に無いことが感じられる。 ふつうどんな中高や会社でも、もちろんデキが良い奴が欲しいが、ダメな奴でもどれだけ伸ばすかに尽力するわけ。で、優秀な指導者ならそこそこの人材でも優秀な結果を出すわけです。 勉強でもスポーツでも。 でも大学教授のノリは「非優秀だから無理」とか「本人次第」で終わりでしょ。 そんなの組織としておかしいでしょうに。そういう不満は前々から受験生や親にはあった。 元々研究って1,2ヶ月単位じゃ動かないし、「遅れた研究」をしたからと言って誰かに怒られたり、首になったりする世界でもないのでそれはしょうがないとは思う。 でも、お金や距離を考えなければ、向こうにともかく行きたいって若手研究者は多かったと思うよ。 元々日本では長いこと「大学は自身で学ぶところ」みたいなんがあったけど、今思えばそれはやはり甘えだと思う。実際は、悩みに悩んで、要するに1歩も成長できてないようなヒトは多かったし。 元々初等教育、義務教育のランキングで日本はずっと1位だったわけで、大学では100位以内に3,4校しか入っていないのを見ると、 6-15歳ですごく優秀な日本の子どもは、 18-22歳でどんどん抜かれてってるって感じがする。 それも景気が良い時は「あり」だったと思う。 でも人文系でそういうやる気のある子が行きたい大学が無かったし(やるなら院からって感じだったし)、国際教養大学はうまくそういう層を拾った感じだ。 ただ似た系統の学部はすでに早稲田や明治など都内有名大学に新設されている。 「英語で経済学を学ぶ」 「1年次からゼミ必須で、アメリカの学生のように、レポートや発表が毎週出る」 こと自体は、硬直化した大学独自の言い訳とか無視したら、別に難しいことではない。 そういう意味では、物まねされた時に、どれだけ独自色出せるか?ってのは重要。 PGとかも社内は英語だけど、あそこもそこまで英語が重要と言うわけではなく、「そういう会社」だと 思わせて、優秀な人材を確保してる節がある (世界的に言っても、英語力と学力の相関は強いよ) もちろんメーカーとして、ブランド構築にも役立ててる節もある。 留学必須、学内英語化はそういう側面も強いんじゃないかなあ。
お礼
なるほど。よく分かりました。 回答ありがとうございます。