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観賞魚用パラザンDの経口摂取に用いる赤虫の処方
- 観賞魚用パラザンDを赤虫に経口摂取させるための処方法を教えてください。
- オキソリン酸を赤虫に含ませてエロモナス治療を行う方法について聞きましたが、具体的な薬品の量がわかりません。生体に与えるため、薬品の量の指導をお願いします。
- 観賞魚用パラザンDなどのオキソリン酸の薬効期間が10-14日ですが、一部情報では一日で成分が抜けると言われています。この情報の真偽について教えてください。
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No.1です。 私も以前、冷凍赤虫を薬漬けにしてマツカサ病(エロモナス感染症による内臓疾患)の魚に与えていたのですが、効果の程はイマイチ。 で、製薬メーカーの師匠に相談したら、赤虫は魚の嗜好性が特に良いので、薬餌としては理想。 ただ、生きている赤虫を薬に漬け込んで、魚に与えた場合の投薬方法で、冷凍赤虫(死んだ個体)の場合は、あまり染みこまないと教えて貰った次第です。 乾燥赤虫も食べてくれる個体ならば、乾燥赤虫は20分程で良く薬剤が染みこんでくれるのでオススメです。 > なお、100倍液を作ったあと、練り餌団子の量もとい大きさはどれくらいなのでしょうか。 ・魚の大きさによるので基準をご案内します。 体長3cmの小形魚の場合、生存に必要な餌の最低所要量は0.03g/日。 0.03gは、だいたい米粒1粒大の大きさです。 薬餌は最小量で充分ですから、体長3cmの小形魚の場合薬餌は米粒1粒~2粒程度を確実に食べてくれれば充分です。 6cmの魚の場合ならば、体積(縦・横・高)で計算しますから0.24g、米粒8粒以上となります。 オススメの練り餌というのは特にないのですが、、、 メダカの餌やクリル、肉食魚用飼料ヒカリキャットなど、手元にある餌を適当に、100円ショップで購入したすり鉢とすり棒で薬液と共にすり潰し練り上げるだけです。 上手く、まとまらない場合は、小麦粉を少し混ぜてもOKです。
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- x530
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No.1です。 > 多めにつくったので団子が何粒か余ったのですが、これは薬効期間の間は"パラザン団子"として保存できるのでしょうか。 ・保存可能です。 ラップに包んで、冷蔵庫に保存した場合、薬効期間とは参りませんが、5日間程度可能です。
お礼
追伸ありがとうございますm(_ _)m
- x530
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経口摂取は、内蔵疾患には効果が期待できますが、魚体表皮の疾患には効果が薄い場合があります。 経口摂取向きの餌は、主に「練り餌」です。 赤虫などを薬剤に漬け込んでも、思うように薬剤は染みこまないため、期待した効果が得られないことも多々あります。 練り餌の場合、薬品の量は、メチャクチャ高濃度でOKです。 与える餌の量で、薬剤量は調整します。 > アエネウス等の並コリに対して使う、赤虫とパラザンDの処方を教えていただけますでしょうか。 赤虫に使用したことはありませんが、、、 練り餌の場合、通常の100倍濃度(水100mlに薬剤1ml)の溶液を作り、メダカの餌などに溶かして小団子を作り魚に与えます。 > あと、観賞魚用パラザンDなどのオキソリン酸は、薬効期間が10-14日となっていますが、 たまに「一日で成分が抜ける」という情報もみかけます。 ・オキソリン酸は光分解することはありませんから、太陽光の当たる庭の瓢箪池や強い照明下でも自然分解することはありません。 オキソリン酸と同じ経口投与出来る薬剤に、フラン剤があります。 フラン剤は光分解するので、庭の瓢箪池や強い照明下では短時間で薬効を失います。 (フラン剤=グリーンFゴールド顆粒、エルバージュエースなど) オキソリン酸、フラン剤とも、活性炭に吸収されます。 濾過器の中の活性炭(活性炭マットやパッド、濾過ボード)などを撤去しなければ、短時間で効果は失われると思います。 パラザンDは活性炭や中和剤を使用していない限り、1日で効果を失うことはありません。
お礼
x530さん、昨日に引き続き丁寧なご回答、有難うございます! 経口摂取に向いた餌は、練り餌なんですね。 どのサイトや記事でも赤虫と書いてあったので驚きです。 しかし、練り餌は名前の通り「練り込む」ので薬剤を含ませるには最も効率が良さそうですね、目からウロコです。 なお、100倍液を作ったあと、練り餌団子の量もとい大きさ はどれくらいなのでしょうか。 また、練り餌は釣具屋で販売しているようなものを、お使いなのでしょうか。 よろしければ、x530さんオススメの練り餌を教えて頂けると助かります。 はい、オキソリン酸は光分解せず、フラン剤が光分解を起こすため強い光が厳禁なのは、調べるうちに何度か目にしました。 やはり、オキソリン酸が「一日で成分が抜ける」というのは誤情報だったようですね。 これまでどおり、薬効期間10-14日で様子を見ていこうと思います。 前回に引き続き、正確な情報を有難うございます!m(_ _)m
お礼
続けてのご回答、有難うございます! お礼が遅れてしまい、申し訳ありませんでしたm(_ _)m 冷凍アカムシは体液等も一緒に冷凍されてるので、染み込みにくいのでしょうね。 確かに、乾燥アカムシだと薬剤をたっぷり吸収してくれそうです。 練り餌団子の量と処方は、生体一匹の要求量から割り出すのですね。 詳しい数字を初めて見たので、とても参考になります! 今回は手元にヒカリキャットがあったので、それを細かく砕き、パラザンDの100倍液合わせて固めてみました。 多めにつくったので団子が何粒か余ったのですが、これは薬効期間の間は"パラザン団子"として保存できるのでしょうか。 出来る場合は、数日後の給餌のためにとっておこうかと思います。