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「之(の)」を付ける?付けない?

日本の神様や神道に関する名称で、 「○○之○○」 のように「之(の)」を表記する場合と、 「日本武尊(やまとたけるのみこと)」 のように、「之(の)」を表記しない場合とがあります。 この違いについてご説明いただけるかたおられましたら、 是非よろしくおねがいします。

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  • michael-m
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回答No.1

私も詳しくは知りませんが・・・ Wikipediaの「日本の神の一覧」或いはSNS「神社人」のTOPページ(入会不要)の「神様から神社を検索する」の項目で見ると判るように、多くの神様の場合、「之」の文字はつきません。 ではなぜ「之」が着く神様が気にあるのか。これには幾つかの説があります。 まず、同じ神様でも「神」となったり「命」になる場合があります。良い例が伊邪那岐命と伊弉諾神です。 一つの説として、そもそもの名が「神」であり、「別天つ神(コトアマツガミ)」より命を受けて「命」と替わると言うものがあります。 或いは日本の各地の伝承を集め纏めただけの古事記では様々な名があるのに対し、日本書紀では「ミコト」にほぼ統一しているという考え方もあります。例えば「ヤマトタケル」も古事記では「倭建命」とも表されています。 更に天孫降臨前の神は「神」に、その後の神は「命」だと言う人も居ます。 いずれも例外が多く、断定は出来ないように思います。 「之」の字は脚部の「命」の前に付く場合と、頭部の「天」の下に付く場合があります。 頭部に付くのは天之御中主神(アメノミナカヌシ)や天之狭土神(アメノサヅチ)などです。アメノミナカヌシも日本書紀になると「天御中主尊」と「之」が消えています。 「天」と付くのはそもそも天津神であり、例えば「天宇受賣命(アメノウズメノミコト)」は「アメ=天津神」「ウズメ=神の姿や様子を表した名」「ミコト=使命を持った神につく」と分析する人も居ます。 で、同じ天津系でも「天」(あめの)と「天津」(あまつ)と表記されるものがあります。 いろいろ書いてきましたが、決定的なものはありません。 古来より、神の名を呼ぶ時には「no」の音を入れており、それが文字表記となった場合に「之」が入ると言うことだけは確かのようです。 つまり「之」を書くか書かないかは気分次第だったのじゃないかと言うのが私の結論です。 で、ミナカヌシのように「之」があったものが、「“の”は慣習的読み」として文字から「之」を除いてしまったか、あるいは元々無かったものに後に読みとしての「之」を入れた場合があるようです。 時代は下りますが徳川光圀は神号を高譲味道根之命(タカユズルウマシミチネのミコト)といい、「之」が入ります。

SERAPH777
質問者

お礼

詳細な解説ご回答ありがとうございます。 ・・・正直理解できていませんが、大変参考になりました。 勉強になりました。どうもありがとうございました^-^

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