国連拷問禁止委員会での日本の人権大使の発
2013年5月21日及び22日に開催された国連拷問禁止委員会の席上、アフリカ・モーリシャスの委員から、日本の刑事手続における自白偏重の傾向及び異常に高い有罪率(地方裁判所レベルにおいて99.9%、簡易裁判所を含めた第一審レベルにおいて99.98%)に関して、日本を「日本の刑事手続は中世のようだ」と非難する発言があった。
これに対し、日本の上田秀明人権大使は、以下のような発言をした。
“Certainly. Japan is not in the middle age. We are one of the most advanced country(countries) in this field.”(会場からの苦笑) “Don’t laugh. Why are you laughing?””Shut up! Shut up!” “We are one of the most advanced country (countries) in this field. That is our proud(pride). Of course, there are still shortages. Of course, shortcomings. Every country has shortages and shortcomings.・・・”
「勿論、日本は中世ではない。我々は、この分野において最も進んだ国の1つである。」「笑うな。何がおかしい。黙れ!黙れ!」「我々は、この分野において最も進んだ国の1つである。それが我々の誇りである。勿論、不十分なことはある。勿論、至らない面はある。どの国も不十分なことや至らない面は有している。」(筆者訳)
ここで細かい文法上の間違いはネイティブでもあるので不問に付すとしても、”shut up”は、日本語では「うるせい」位に該当し、公式の発言としては極めて不適切である。会場にいた委員も驚いて沈黙してしまった。これは悲劇というよりも喜劇である。日本でも漫才として通用しそうな場面であった。
皆さんはどう思いますか?