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過去問の間違いについて
- 慶應義塾大学法学部一般入試、2010年度世界史の解答例の赤本と青本で食い違いを発見。正解は休戦会談の場所について。
- 朝鮮戦争の休戦会談の場所について、赤本は開城、青本は板門店と記述。正しい場所はどちらか。
- 河合塾の解答速報も教学社と同じ答え。山川出版の辞書には両方の記述あり。
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世界史の問題に関しては、事実との照合と言う重要な視点があります。 とりわけ、西暦何年かと言う問いに関しては、事実との整合性が問われますね。 >※解答例 (41)(42) ・青本<駿台予備学校>→ 正解は49(板門店)。 解説 朝鮮戦争(1950-53)は、米軍(国連軍)と中国人民義勇軍の参戦によって膠着状態に陥った。国連軍最高指令官マッカーサーは中国への原爆投下を進言したが、ソ連との核戦争を恐れるトルーマン大統領によって却下された。スターリンの死でフルシチョフを中心とする集団指導体制に転じたソ連の仲介により、38度線上の板門店で休戦会談が開かれ、アメリカと北朝鮮が休戦協定に調印した。 ・赤本<教学社>→17(開城)解説 難問。朝鮮戦争の休戦会談は、第2回以降は板門店で開かれたが、第1回は1951年7月に開城で開かれている。< 1951年と明記されている以上、開城しか正解はあり得ないはずです。 引っかけ問題とも言えますが、板門店と答える人が多い事を見越したものでしょうね。 近現代史の中での難問と言えます。赤本の指摘している通りでしょう。 西暦何年と明記された場合、別の回答は出せないんです。 ただ、これは受験勉強の正誤ですから、歴史の事実の暗記になるんですが、本当の歴史勉強は、そこから 史観を磨く事だと思います(これは個人的な見解です)。 正解は、開城です。
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- raceking
- ベストアンサー率38% (5/13)
一般的に大学は入試問題は公開しますが、解答は公開しません。 ですから正解は各出版会社が独自に解答を作成しています。 このため、このようなことになります。 ですからどちらが正しいとは断言できません。 両方とも間違っている可能性もあります。
お礼
一般論としてそれも正しい解釈の一つだと思います。しかし、私の質問の意図としては受験勉強をするときに参考にするにはこの二つの答えの内どちらがより適しているかという他人から見た参考意見が聞きたいのですが・・・ 回答有難うございました。
いやあ,ぼくは板門店だとばかり思っていましたが 笑。 現実的に推定すると,採点をするときに作問者はある正解を想定していたはずです。それがかりに「開城」だったとします。採点を進めるうちに「板門店」の解答が続出して「ありゃ?」となれば,いろいろ高等学校の教科書や参考書を調べてみるでしょう。そこで,「開城」がついていないものもあったことがわかります。「開城」と「板門店」が逆でもいいです。こういう場合は,「両方とも○」という扱いをしたかもしれませんね。 これはあくまでも想像ですし,あなたが求める回答でもありません。
お礼
確かに、そういう見方もありますね。参考になりました。有難うございました。 作問者には明確に答えを絞れる問題を作問してほしい限りですが・・・
- 21s-a
- ベストアンサー率40% (160/398)
1950年に勃発した朝鮮戦争は翌年6月にソ連のヤコフ・マリク国連大使が休戦協定の締結を提案したことによって停戦が模索されます。 同年7月から開城において休戦会談が断続的に繰り返されますが、お互いが有利な条件での停戦を要求するのでなかなか締結には至らず1953年7月に38度線近辺の板門店で締結されました。 よって >1951年に(41)(42)で始まり、1953年には休戦協定が締結された。―開城 1951年に開城で始まる。→難航→1953年に板門店で締結。 参考意見
お礼
やはりそう思われますよね。有難うございました。
お礼
詳細にご回答下さり有難うございました。参考にします。
補足
ちなみに余談ではありますが、気になって駿台に直接問い合わせところ、やはり正しい解答は「開城」で青本の解答は予備校教師のミスだったようです。皆様ご協力有難うございました。