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40年ぐらい前の中国の事件で、ニュースでやってたスパイ容疑の拷問被害者の話
- 40年ぐらい前、私が小学校の頃にニュースで見た中国の事件で、スパイ容疑の男性が拷問されて耳が潰れた話を覚えています。
- 私の記憶では、多くの人の前で引き出されてきた男性が、耳が潰れているためにゴムでメガネを頭にとめていました。
- しかし、具体的な状況や詳細は覚えていないため、ネットで検索しても該当する情報は見つかりませんでした。もっとはっきりとした記憶で夢ではないと思います。
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そのニュース映像は記憶にありませんが、66年が文化大革命で72年がニクソン訪中なので、その期間は中国近代史の中でも(少なくとも西側から見ると)暗黒の時代だったのではないかと思います。少しでも知的な職業に就いている人は投獄され、多くはスパイの容疑をかけられ、拷問も行われていたようなので、いわゆるラスト・エンペラーの溥儀と弟などは、その洗礼を受けて生き方をがらりと変えています。 また、ベトナム戦争たけなわでした。初めてテレビ映像で記録された大きな戦争だったので、有名な映像はたくさんあります。その描写と似たものでは、手を後ろ手に縛られた北軍の兵士が路上に連れ出され、カメラの目の前で南側(つまり米国や日本が支援していた側)の警察官が、裁判もせずにその北軍兵士の頭を撃ち抜くというものがあります。この映像を機に、反ベトナム戦争の気運が、米国や日本などの西側諸国で一気に高まりました。ちなみに、この警官は、友人をその兵士に殺された恨みを晴らしたのだと語ったそうですが、米国へ移り住み西海岸でピザ屋を営むようになったそうです。 米ソの冷戦時代でしたし、世界が政治的に不穏だったので、スパイも多かったし、南北のあいだでの不信感も高まっていましたよね。そういう意味では、中国だけではなく、西側にも怖い話はたくさんありました。私は北アイルランド紛争で、顔面に弾丸を受けた若い女性の映像を含もドキュメンタリーを(当時暮らしていたアメリカの)テレビで見たのが印象的です。日曜の夕方か何かで、母は台所に立っていたし、逃げ場のないいたたまれない気持ちになりました。 ただ、私は質問者さんと同年代ですが、もしも「私たちが子供の頃も、スパイ容疑で拷問されて耳が潰れた人とか、ニュースでやってたよね」という話をされたら、やはり「そんなのは知らない、あなたの夢じゃないの」と言うと思います。「具体的な人についてニュースでやっていたのを子供として見ていた」というのと、「たまたま居間に転がっていた雑誌に残酷なスチール写真が載っていて、そういえばのちのちその映像版を、大人になる過程で何度か見た」というのは感覚的に別物ですから。
お礼
回答ありがとうございました。また、お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。