お母様の背景を思うと、年齢だけではなく気苦労もおありの様子。なにかご自身で自覚症状があったとしても、それをおして、家事をはじめ動いてしまうような状況でしょうね。
まずひとつ心に留めておいて欲しいのは、「体は慣れる」ということです。徐々に血圧が上がって高い状態になったとき、自分で血圧が高い・動悸がする・なんだか変・・・と気づく場合は少ないかもしれません。限界を超えたときに、それがドッとある症状(病気)として現れる場合もあります。
血圧が上がるという背景には、加齢による変化と、栄養状態、ストレス、体質など、様々な要因があります。
また血圧は変動しやすいもので、ちょっと運動した場合(慌てて小走りした、重い荷物を持って歩くなど)、なにかにちょっとびっくりした場合などでもすぐに。また、天候や気温の変化でも(急激な温度の変化により、例えば急に寒いところに行ったとき:お風呂に入ろうと裸になって暖房のない風呂場に行ったとき。暑すぎるお湯に浸かったとき、冷房の聞いている場所から暑い外に出たときなど)即座に変動します。
ですから(ここでは説明しきれないことが多いのですが)・・・
日常生活では、まず温度差を小さくすること。これから寒い季節になりますので、お風呂に入るときは、裸になる前にまず湯船のふたを開けたり、風呂場の壁にお湯をかけるなどして風呂場の温度を少しでも上げること。
寝たり起きたりするとき、ゆっくりすること。ガバッと起き上がるのではなく、よっこらしょっとゆっくり意識して呼吸を整えるようにして起きること。
急な動作を避け、走るにも重い荷物を持つにも、一呼吸置いて勢いをつけず、ゆったりと動くように。
食生活ですが。
血管が硬くなると血圧が上がりやすくなります。硬くなるのには、加齢によって柔軟性がなくなったり、高脂結晶などで血管内に脂肪がこびりついた場合、塩分を多くとると、体内の水分が血液中から減ってネバネバしてしまう(硬い血液を送るために、心臓はより強い力で血液を送り出そうとする)など、様々な要因があります。結論としては、日本食の薄味、たんぱく質は肉より魚・大豆製品、油と塩に注意。
運動は・・・判断がとても難しいです。本人が辛くない程度の散歩はいいでしょう。買い物に出かけるなどの日常的な活動は、ゆっくり呼吸をするように気をつけて無理がなければ(重い荷物を長く持って歩かない、一度にあちこち歩きすぎないなど)、年齢からいってそれほど心配ないかもしれません。
最後になりますが、現在の血圧・血液検査などの結果にもよって、気遣う内容は違います。どれくらいなら大丈夫なのか、薬を使えば気にすることがないのか、薬を飲んでもなお気をつけないといけないのか・・・。程度が幅広いので、参考として読んでください。日常の生活を今までと違う状況に変えさせすぎることも、ストレスになりますし、アレコレ一度に言われることもストレスと不安の要因なってしまいます。さりげなく、一般論としてテレビで見たことがあるよって感じで話せるといいかと思います。
血圧の話、範囲が広すぎて書きながらまとまりがつかなくなってしまいました。スミマセンが、いいと思うところだけ拾ってください。長文になり、申し訳ありません。
お礼
たいへん具体的なアドバイスありがとうございます。 これから、帰省することになりましたので、さっそく母に伝えたいとおもいます。 ほんとうに親切なご意見、心にしみます。 ありがとうございました。