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少数政党のみの議会について
私は、少数政党のみで構成される議会が自然である、と感じています。各政党が、発案した法案について、別の政党を説得することで多数派を形成していく流れです。この形はデメリットが多いでしょうか?また、それを実現するとして、たとえば、各政党で議員は最大10名、というしくみを作ることは難しいでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
>>回答の中の消費税ですが、たとえば、A党の説得力がきいて、B党C党が納得して、賛成が過半数に達して、10%になったのならば、受け入れられる印象があります。<< わかりにくい書き方だったら申し訳ないですが、前回の回答では「そうなるかどうかは分からないでしょ」ということを述べました。つまり仮に質問者にとって、A党の説得の結果10%になるのが好ましいとしても、事前にそうなると予測することはできないということです(協議の結果は、9%にも8%にもなるかもしれないし、協議が成立せず変わらないこともあり得、さらに場合によっては、A党の引き上げ幅にB党の引き上げ幅を足して13%にしよう、ということにすらなってしまうかも知れない)。これは政治の不安定性を著しく増加させます。 >>あと、予見したい理由がちょっと分かりませんでした。<< 国民が、政治家の決めたことに唯々諾々と従えばいい、というご趣旨でしたら予見可能性を無視しても構いませんが、民主主義社会においてはプロセスが極めて重要な意味を持ちます。すなわち、A党が多数党であるとき、A党内で税率を10%にすべきだ、という議論が主流になれば、その段階で国民は「あぁ次の国会あたりで消費税率を10%にする法案が出てくるな」という予測ができます。その結果、その政策に対し賛否の意思を表明することができます。これが予見することの意味です。 さて、設例の場合、国会が開かれてA、B、C党の協議が始まっても、協議の結果はどうなるか分かりません、という状態がしばらく続くでしょう。それで3党の協議が成立したときには、法案は採決されてそれが結論として確定してしまいます。これでは、事前に国民がそれに対する賛否を表明することができませんし、誰の責任かということがあいまいになるということも前回述べたとおりです(繰り返しになりますが、10%ならA党の責任だと言えるかも知れませんが、9%ならどうですか?という話です)。従って、民意に則さない政治が行われる危険が極めて大きくなります。憲法と民主主義の原則に反して少数党のみしか存在を許さない、とした意味がありません。 >>「候補者」の上限を、たとえば、120人とした場合についてご意見を聞きたいです。<< これについては、上限が何人であろうと同じです。1政党が過半数を持たないように上限を設ける、ということにした時点で、この種の問題は必ず生じますし、あとは程度の問題でしかありません。
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>>各政党で議員は最大10名、というしくみを作ることは難しいでしょうか #3の人は憲法違反と言ってますが、憲法に違反するどころか民主主義国で無くなってしまいますよ。 イカサマの議会を作っている北朝鮮とか中国と同じです。 候補者を何人建てるのも自由、有権者が投票して、その結果どっかが多数党になるかもしれなしし 各党少数政党になるかもしれない。 議会の構成は選挙によって決まるのだから、はじめから議会の構成がどこも多数党になれないのなら 選挙をやったところでその意味が何もないじゃん。 質問者以外の有権者は自分の投票した政党が多数をとってほしいと思って投票するのだから。 野球でいえばはじめのイニングで大量差がつくと面白くないから、投手はメッタ打ちにされても 2点までしか失点しないルールにするみたいなものです。 そういう事を言ってるですよ、質問文は。
お礼
回答ありがとうございます。 10人、というところがまずかったでしょうか?「候補者」をたとえば、上限120人とかはだめでしょうか?政治に詳しくないので、なんとなくな質問で申し訳ないです。ただ、過半数とってる与党なんて、中では意見が異なっていて、一枚岩になることなんてない、という風に感じています。なので、過半数を取らせない方向でいい方法がないかな、と思って質問しています。
- lequeos
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>>各政党が、発案した法案について、別の政党を説得することで多数派を形成していく流れです。この形はデメリットが多いでしょうか?<< デメリットの方が多いでしょうね。 最大の問題は、最終的な法律が一体どんな形になるのか、予見することが極めて難しくなることです。 たとえば規模のほぼ同じ政党4つで構成される国会において、A党は消費税を10%、B党は8%、C党は現行据え置き、D党は廃止という法案を用意した場合、国民は、4党の協議の結果最終的な消費税率はどのくらいになるのかを予見することはできません。仮にA党とB党で協議が成立すると見込まれる場合であっても、税率は10%、8%のほか中を取って9%というオプションもありますし、A、B両党で過半数を制することができない場合には、さらにC党、あるいは根本的な姿勢の違うと思われるD党とも協議を行って法律を作る必要があります。 そうすると、外から見ている国民にとっては、消費税が結局どうなる?という結論は、各党の協議が整った結果としての結論しか知らされず、その過程は国会どころかどこかの料亭という密室の中で決められてしまうかも知れません。そしてその結論は、すでに国会で多数を押さえているから必ず成立します。しかも、次の選挙にいったい誰が消費税を上げた責任者か?となったときに、どの政党も他党に責任転嫁をすることができるわけです。ですから、誤った政策を策定する過程どころか、策定した結果責任も取られない危険性が非常に高くなります。 これが民主主義にとっていいかどうか。私にはとても良い仕組みとは思えません。 >>それを実現するとして、たとえば、各政党で議員は最大10名、というしくみを作ることは難しいでしょうか?<< 憲法では結社の自由が認められており、各党の議員数に上限を設けることは憲法違反です。また憲法を改正するとしても、上述の理由から、それが政治的に好ましいとは思えません。
お礼
回答ありがとうございます。 回答の中の消費税ですが、たとえば、A党の説得力がきいて、B党C党が納得して、賛成が過半数に達して、10%になったのならば、受け入れられる印象があります。策定責任は、この場合、A党だな、と判断が可能なようにも思えます。あと、予見したい理由がちょっと分かりませんでした。 ちなみに、ちょこちょこと訂正してすみませんが、「候補者」の上限を、たとえば、120人とした場合についてご意見を聞きたいです。
- tengenseki
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候補者だろうが、議員だろうが徒党を組む権利がある。 憲法から結社の自由を除くことはまず出来ないね。 次に、議員内閣制だから、1政党の議員数10名以下が 実現したとしても、政権欲しさに数十政党が連立を組んで 議会過半数を構成する。その連立政権の中の各政党は 自民党華やかなりしころの派閥と同じようなものでしょう。 従ってあなたの案が仮に実現したとしても、殆どメリット は出ないでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。権利はあるかもしれないですが、無理やり徒党を組んでいるのは、今の民主党を見れば一目瞭然で、それに対する違和感も、支持率がなくなっている原因のひとつに感じます。あと、ある政党が過半数を取っていて、その政党内の一派閥が、過半数と取っていたとすると、最悪の場合、約25%の人間の意思が、法案を成立させてしまう、というところ可能性がある所が気になっています。
議会の構成は選挙で決まる。 はじめから少数政党のみで構成するんだったら 選挙をする必要がなくなる。
お礼
回答ありがとうございます。すみません、知識がなく、理解できませんでした。480人の4分の1の120人ぐらいを上限にした場合ならば、いかがでしょうか?とにかく、1政党に過半数を与えない方向で、何かいい方法がないかと思った次第です。
お礼
回答ありがとうございます。力不足で理解はできませんでしたが、賛同者がいないことは分かりました。また、考えて見ます。