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フランス共和国・コアビタシオンについて
「フランスでは、大統領が首相を任命する権限を持ち、首相は内閣を組織し、内閣は議会に対して責任を負うという政治構造である。ただし、大統領が首相を任命できるといっても、議会の多数派を掌握しなければ、現実の政治は機能しません。」 「そこで、大統領は、所属政党ではなく反対政党から首相を任命せざるをえない状況が生じる。」 この政策を、コアビタシオンと(保革共存)と呼ぶと聞きました。 上の文章の、鍵カッコ一つ目の状況は理解できるのですが、 それがなぜ、鍵カッコ二つ目の状態になるのでしょうか? 例えば、左派の大統領が、左派首相を任命、左派議会を掌握、とはいかないのでしょうか? ウィキペディアによると、 「大統領の所属政党と議会の多数派勢力が異なる場合、大統領の所属勢力から首相を選任すると、議会による不信任によって内閣が瓦解する不安定な状況になる。」 と、同じように書かれています。 こちらでは、先に出しました私が聞いた説明よりは納得がいきますが、 議会議員選出方法については、残念ながらよく知りませんが、 もし、国民による直接選挙で選出であるならば、 議会の多数派勢力も、同様に直接選挙で選出される大統領と、同じ政党に成り得ませんでしょうか? なぜこのような、ねじれが生じるのか、 大統領の権限が強いフランスで、逆にそれが縮小されるような状態を、 言葉が悪いですが見過ごされているのでしょうか? もしも、極左・極右にならないための布石ならば(これが異なる場合は指摘してください)、 なぜこのような方法なのでしょうか?
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- tanuki4u
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