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フランス共和国・コアビタシオンについて

「フランスでは、大統領が首相を任命する権限を持ち、首相は内閣を組織し、内閣は議会に対して責任を負うという政治構造である。ただし、大統領が首相を任命できるといっても、議会の多数派を掌握しなければ、現実の政治は機能しません。」 「そこで、大統領は、所属政党ではなく反対政党から首相を任命せざるをえない状況が生じる。」 この政策を、コアビタシオンと(保革共存)と呼ぶと聞きました。 上の文章の、鍵カッコ一つ目の状況は理解できるのですが、 それがなぜ、鍵カッコ二つ目の状態になるのでしょうか? 例えば、左派の大統領が、左派首相を任命、左派議会を掌握、とはいかないのでしょうか? ウィキペディアによると、 「大統領の所属政党と議会の多数派勢力が異なる場合、大統領の所属勢力から首相を選任すると、議会による不信任によって内閣が瓦解する不安定な状況になる。」 と、同じように書かれています。 こちらでは、先に出しました私が聞いた説明よりは納得がいきますが、 議会議員選出方法については、残念ながらよく知りませんが、 もし、国民による直接選挙で選出であるならば、 議会の多数派勢力も、同様に直接選挙で選出される大統領と、同じ政党に成り得ませんでしょうか? なぜこのような、ねじれが生じるのか、 大統領の権限が強いフランスで、逆にそれが縮小されるような状態を、 言葉が悪いですが見過ごされているのでしょうか? もしも、極左・極右にならないための布石ならば(これが異なる場合は指摘してください)、 なぜこのような方法なのでしょうか?

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  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.1

議会の多数派勢力も、同様に直接選挙で選出される大統領と、同じ政党に成り得ませんでしょうか? → 日本の参議院と衆議院でなぜねじれが生じているのですか?とフランス人が聞くのと同様に、選挙の時期が違うのですから、選挙結果がぶれるのは当たり前です。特に大統領選となると、主義主張と同様に大統領候補の「キャラクター」により、結果が変わってきます。 アメリカの選挙では、政権党(=つまり大統領の所属している方の党)の選挙結果では、傾向として 大統領選挙の時は政権党が勝つ(いいかたが変ですが、共和党の大統領候補に投票するついでに、共和党の候補に入れちゃう)という傾向が強く。 中間選挙では政権党が負ける傾向が強い。これは、「どーも大統領、いいきになっているんじゃないの?」という揺り戻しがあるようです。また、任期中の大統領への信任・不信任の意識が働くようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/中間選挙 フランスの場合、選挙結果で大統領と議会がねじれているという選挙結果の事実と、第三共和制、第四共和制での政権の不安定さを経験した結果だと思います。不安定なので大統領権限を強くした第五共和制が始まったのですが。

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