過電流継電器試験の内容について
保護継電器を勉強中の者です。まだ、実際に試験を行ったことがなく、参考書などで知識を習得しようとしていますが、過電流継電器試験の試験内容がイマイチ把握できません。ご教示ください。
(瞬時要素)
動作電流は、瞬時整定タップ値に対して電流を上げていき、動作した時の電流値が試験結果になると思いますが、その結果のOK/NGを判断する基準がわかりません。
瞬時要素のタップ値は、設備の短絡電流や変圧器励磁突入電流などから求められますが、その値に対して、試験結果値が許容誤差内に入っているかどうかで判断するのでしょうか?
動作時間は、試験電流を流して瞬時要素が動作するまでの時間が試験結果ですが、その結果のOK/NGを判断する基準がわかりません。
配電用変電所との保護協調から、受電側の遮断器は通常0.18s未満で動作する必要があるそうなので、遮断器との連動試験ならこの値未満、継電器単体ならこの値から遮断器の動作時間(サイクル数)を差し引いた時間未満ならOKとすればいいのでしょうか?
(限時要素)
最小動作電流は、限時整定タップ値に対して電流を徐々に上げていき、動作した時の電流値が試験結果になると思いますが、その結果のOK/NGを判断する基準がわかりません。
動作時間は、レバー値と動作特性から整定されたカーブ通りになっているかどうかの確認ですが、試験電流は整定値に対して150%,200%300%,500%,700%などと幾種類もあります。この時流す電流の%は、なにか規格で決まっているのでしょうか?
また、試験結果の動作時間に対するOK/NGの判断基準も教えてください。
それと整定値のレバー以外に「レバー10」で試験を行っていたりするのですが、これにはどういう意味があるのでしょうか?
いろいろと質問して恐縮です。
ご教示よろしくお願いします。