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セイヨウタンポポの無性生殖の仕組み
セイヨウタンポポは有性生殖と無性生殖の 両方で増えるようですが、それはどのような 仕組みなのでしょうか。 両方とも種子をつくると思っているのですが、 そうだとするとどのように無性生殖をしている のか想像できません。 無性生殖の仕方を特にお願いします。
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一般に、植物の無性生殖というと、ジャガイモやユリなど 体の一部から新個体が生じる栄養生殖を想像しますが、 セイヨウタンポポの場合は細胞の一部が脱分化→再分化して胚(種子の中身)を形成します。だから種ができます。 有性生殖では雌雄の染色体が融合するので、減数分裂というのを行ってあらかじめ染色体の数を半分ずつにしていますが、セイヨウタンポポの無性生殖ではこれを行わず、遺伝子は親のものと一緒ということになります。
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セイヨウタンポポは一種の無性生殖です。植物の場合には無融合生殖と呼びます。キク科のタンポポ,ヒメジョオンなどにおいて知られています。 セイヨウタンポポは3倍体です。ですから減数分裂は基本的に出来ません。ほとんどの個体は花粉を作りません。 また,卵は,減数分裂しないで体細胞がそのまま卵となり,発生します。花が開花する以前にすでに胚になっています。花は咲く必要がもはや無いのです。事実受粉するのに必用な時間咲いてはおりません。 セイヨウタンポポは,今はやりのクローンです。 しかしながら,話がややこしくなりますが,異常な減数分裂によって,さまざまな花粉をつくる場合があります。このうちに受精能力のある花粉ができる場合があり,これが在来種の雌しべにつきますと雑種が形成されます。現在日本のタンポポの大多数はこの雑種と思われます。 参考URLを挙げておきます。
お礼
回答ありがとうございます。 無性生殖と有性生殖両方で増えるというのは 間違いだったんですね。 ごくまれに間違って有性生殖で増える、 っていうのが正解なんですね~。 勉強になりました。
補足
NO1、NO2さん回答ありがとうございます。 しかし回答が複雑でおおまかには理解できるのですが、 詳細に理解できるまで2・3日かかりそうです。 お礼のほうしばらくお待ちください。 申し訳ありません。
お礼
回答ありがとうございました。 種はできるがそれは受精してできた種では なく、体細胞がそのままなってるんですね~。 大変勉強になりました。