明けまして、おめでとうございます。
もし「なんだか英語が面白そうだから」というのが動機であれば、是非始められるといいです。
もし「教養を身に付けたい」というのであれば、英語である必要は全くありません。「教養」なんてものは星の数ほど種類があります。面白そうと思えたものを始めればいいです。
もし「余暇を有効利用したい」なんてことであれば、そんな意味不明のことはやめておきましょう。暇は実生活には役にも立たないことで無駄に潰してこそ、また実生活に戻っていけます。実生活が間断なく続いていては疲れてしまうから、余暇があるんです。
で、もし英語が面白そうなんだったら、教室のあるスクールでもいいし、喫茶店にネイティブが出張してきてくれるような形態のでもいいし、PCにカメラとマイクとヘッドホンとがあればできるネットのもあります。好きなのを選んで始めるといいでしょう。ネット検索で「英会話(と地名)」などのキーワードで探してみるといいでしょう
ただし始める前に、準備のための学習はしておいたほうが、ネイティブと話し始めても上達が早くて面白く続けられます。
そういった英語を教えてくれるネイティブと話すのは、ボクシングで言えばスパーリングです。それに望むための基礎訓練を積んでいなければスパーリングは活かせません。もちろん、ネイティブに習いだしても基礎訓練は必須です。
でも大事なのは、「きちんと話せるようになってからネイティブと始めよう」と考えるのは絶対に駄目です。カタコトで始めればいいんです。lとrが区別できなくても全然OKです。rice(ご飯)をlice(しらみ)と言ってしまっても誰も笑いません。難しい話題で、the free market(自由経済市場)と言おうとして、flea market(のみの市)と間違っても大丈夫、分かってくれます。
逆に無理に流暢に喋ろうとしたら、通じません。かえって馬鹿にされます。
空港でこんな光景を見ました。旅行会社らしき人が海外からのお客さんらしき人を出迎えてました。英語は酷かったです。思いっきりカタカナ英語で「バイタクシー、ゴートゥユアホテルゥ」とか言ってます。そんな感じで盛んに話しかけてました。お客さんはにこにこ笑って、うんうんといった感じで嬉しそうに頷いています。そんなので大丈夫なのです。
とまあ、いろいろありますが。英語をやって長く続く人の共通点は、もったいぶった理屈を言わず「なんだか面白そう」で始めて、それを持ち続けられる人です。上達の早い人は、間違いを恐れず、どんどんコミュニケートする人です。
定年退職して英会話学校に入ってくる人もいます。それでも、しばらくすれば、ちゃんと話せてます。自分の好きな趣味の話なんかしだすと止まらないくらいです。