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経路情報の見方(基本)
- 経路情報の見方について理解ができないため、質問します。
- ルーティングテーブルの設定において、192.168.1.0がネットワークアドレスであると言われていますが、詳細を教えてください。
- サブネットマスクが255.255.255.255の場合は、対応する宛先IPがネットワークアドレスであると理解できるのですが、この場合はどうなるのでしょうか?
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---続き--- ・1つのネットワーク内でのIPアドレスの個数 サブネットマスクをビット反転し、32ビットの整数として扱って10進数に直し、その数値に1を足したのが、IPアドレスの個数になります。 この中には、ホストアドレスとして使えない、ネットワークアドレスと、ブロードキャストアドレスが含まれます。 サブネットが255.255.255.0ならば、ビット反転して32ビット整数にすると255になります。それに1を足せば「IPアドレスの個数が256個ある」と判ります(使えるホスト台数は、更に2を引いて254台) ・1つのネットワーク内でのホストの台数 上記のIPアドレスの個数から2を引いたのが、ホストの台数になります。 単純に、IPの個数から、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの2個を引いているだけです。 >下位8bitも0だから、ホストアドレスの情報は記されていない。よってネットワークアドレスだろう。 >ということでしょうか? 違います。 「下位○ビット」と言う概念は用いません。 ネットワークアドレスは、あくまでも「1つのネットワーク内で、最小のIPアドレスがネットワークアドレス」です。 「下位8ビットを0にしたIPアドレスが、最小のIPアドレスと偶然に一致しただけ」です。 >サブネットの位置づけをネットワークアドレスとホストアドレスを分割する理解しているため 違います。 サブネットは、あくまでも「自ネットワークと他ネットワークを識別するだけのもの」です。 ネットワークアドレスとホストアドレスの違いは「自ネットワーク内で、最小のIPアドレスかどうか?」の違いしかありません。 ネットワークアドレスやブロードキャストアドレスを求めたり比較したりする際に、サブネットマスクとビット演算をする事がありますが、その演算は、あくまでも「ネット内の最小のIPアドレス」や「ネット内の最大のIPアドレス」を求めているだけに過ぎません。 >むしろサブネットマスクが255.255.255.255であれば、 >対応する宛先IPはネットワークアドレスだと理解できるのですが。。。 基礎(基本的なこと)を誤解しているので「サブネットマスクが255.255.255.255」と言う、トンデモな思考をしてしまうのです。 サブネットが255.255.255.255の場合、前述の「ネットワーク内でのホストの台数」を計算すると「-1台」になります。 「-1台」と言う事は「ホストアドレスが存在出来ない」ので、ネットワークを構成する事ができません。 同様に、サブネットが255.255.255.254の場合も、ホストの台数が「0台」になるので、ネットワークを構成する事ができません。 つまり「サブネットに255.255.255.255と255.255.255.254は指定できない」って事です。 ネットワークとして構成可能な最小の規模のネットワークは ・ネットワークアドレスが1つ(最も小さいIPアドレス) ・ホストアドレスが2つ(最小でも最大でもないIPアドレス) ・ブロードキャストアドレスが1つ(最も大きいIPアドレス) の、4つのIPアドレスを持つネットワークで、サブネットマスクは255.255.255.252になります。 このように、サブネットは「ネットワークアドレスとホストアドレスを区別するためにあるのではない」ので、根本から間違っています。 あるIPアドレスがネットワークアドレスかどうかを判断するには「そのIPアドレスが、ネットワーク内で最小なのかどうか?」だけを判断しないとなりません。 前半の回答の「サブネットマスクとビットごとにANDする」と言うのは、実は「ネットワーク内で最小のIPアドレスを計算している」のです。 「最小のIPアドレスを計算し、それと一致した」のであれば「ネットワーク内で最小のIPアドレスである筈の、ネットワークアドレスと一致した」のですから「ネットワークアドレスと一致した」って事です。
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- chie65536(@chie65535)
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・ネットワークアドレスとは 1つのネットワークの中で、IPアドレスが最小のもの。ホストアドレスとして使用できない。 IPアドレスとサブネットマスクの2つを、ビットごとに論理積を計算し、元のIPアドレスと一致すれば、それはネットワークアドレスとして扱う。 例:IP192.168.1.0、サブネット255.255.255.0の場合 11000000.10101000.00000001.00000000 11111111.11111111.11111111.00000000 ↓↓↓↓↓ビットごとにANDする↓↓↓↓↓ 11000000.10101000.00000001.00000000 ↓↓↓↓↓10進数になおす↓↓↓↓↓ 192.168.1.0 元のIPアドレスと計算結果が一致したので、192.168.1.0はネットワークアドレス。 例:IP192.168.1.240/28、サブネット255.255.255.240の場合 11000000.10101000.00000001.11110000 11111111.11111111.11111111.11110000 ↓↓↓↓↓ビットごとにANDする↓↓↓↓↓ 11000000.10101000.00000001.11110000 ↓↓↓↓↓10進数になおす↓↓↓↓↓ 192.168.1.240 元のIPアドレスと計算結果が一致したので、192.168.1.240はネットワークアドレス。 ・ブロードキャストアドレスとは 1つのネットワークの中で、IPアドレスが最大のもの。ホストアドレスとして使用できない。 サブネットマスクをビット反転した物と、元のIPアドレスの2つのビットごとの論理和を計算し、元のIPアドレスと一致すれば、それはブロードキャストアドレスとして扱う。 例:IP192.168.1.255、サブネット255.255.255.0の場合 11111111.11111111.11111111.00000000 ↓↓↓↓↓ビット反転する↓↓↓↓↓ 00000000.00000000.00000000.11111111 11000000.10101000.00000001.11111111 ↓↓↓↓↓ビットごとにORする↓↓↓↓↓ 11000000.10101000.00000001.11111111 ↓↓↓↓↓10進数になおす↓↓↓↓↓ 192.168.1.255 元のIPアドレスと計算結果が一致したので、192.168.1.255はブロードキャストアドレス。 例:IP192.168.1.47/28、サブネット255.255.255.240の場合 11111111.11111111.11111111.11110000 ↓↓↓↓↓ビット反転する↓↓↓↓↓ 00000000.00000000.00000000.00001111 11000000.10101000.00000001.00101111 ↓↓↓↓↓ビットごとにORする↓↓↓↓↓ 11000000.10101000.00000001.00101111 ↓↓↓↓↓10進数になおす↓↓↓↓↓ 192.168.1.47 元のIPアドレスと計算結果が一致したので、192.168.1.47はブロードキャストアドレス。 ・サブネットマスクとは 任意のIPアドレスについて、自ネットワーク内に属するか、他ネットワークに属するかを判定する為のもの。 IPアドレスに対し、サブネットマスクでビットごとに論理積を求め、それが自ネットワークアドレスと一致した場合、そのIPアドレスは自ネットワーク内に所属するIPアドレス。 例:IP192.168.1.33、ネットアドレス192.168.1.0、サブネット255.255.255.0の場合 11111111.11111111.11111111.00000000 11000000.10101000.00000001.00100001 ↓↓↓↓↓ビットごとにANDする↓↓↓↓↓ 11000000.10101000.00000001.00000000 ↓↓↓↓↓10進数になおす↓↓↓↓↓ 192.168.1.0 計算結果がネットアドレス192.168.1.0と一致したので、192.168.1.33は自ネットワークに所属する。 ・ホストアドレスとは 1つのネットワークの中で、IPアドレスが最小・最大のどちらでもないもの。 ---続きます---