「木を見て森を見ず」と言いますが、私は「森ばかり見てないで木を見なよ」と思います。
まず、大きな世界のことは置いといて、あなた自身は差別にあったり、友達や家族が差別にあうのを見たことがあるか考えてみましょう(主観でいいです)。あるなら、なぜ差別され、また、なぜ相手は差別するのだと思うか。あるいは、あったことがないとする。いわゆる差別の対象になりがちだと言われる、障害者、外国人、女性、老人・子供などの弱者、あなたの周りの彼らは、幸せそうか。だとしたら、なぜ幸せだと思うのか。また、あなた自身は人を差別したことが、本当にないだろうか。
ここには答えを書かなくてもいいです。ただ、そういうことを立ち止まって考えてみましょう。つまり、いつも当たり前のように受け流している社会生活を、言葉にして整理してみるのです。
べつに、「差別をなくすには、こうしましょう」という考えから始める必要はないのです。むしろ、「差別なんて私の周りには無いよ。きっとこういう理由で無いんだ。世界中がそうなればいいのに」という持っていき方でもいいわけです。
そうすれば、あなたや、あなたが愛する人たちの生活は改善するでしょう。そして、ついでにテストでも、いい答えを書けるかもしれません。
テストは成績のためのものではなく、自分の生活をよくするきっかけをつかむためのものです。