公務員現業職の法外な高給について
橋下新市長が公務員現業職の給与の民間並みへの引き下げを明らかにしました。実に正しい政策です。今までなぜ他の市町村でやられなかったか理解に苦しみます。市バス、地下鉄や清掃など年収1000万越えの職員なんて理解に苦しみます。
そもそも公務員の給与は民間準拠と法律で決まっている以上、現状の高給は違法であり即刻正すほかありません。特に年収1300万円なんて東大教授と変わりません。これではみんなやる気を失ってしまいます。
形だけ削減している市町村もあります。すなわち高給の職員を別の職場に移して高給を維持するというもので、確かに「現業職だけ見れば高給職員はいなくなった」と言う詐欺的手法です。市民を馬鹿にしているどころか犯罪レベルです。
今回は発信力のある橋下市長が正しい政策を実行するのは良いとして、本来現業職のこういう法外な給料を決定してきたのはそもそも誰なのでしょうか?
首長なのか人事委員会なのか?
歴代のこういった法外な給料を決定してきた連中にもさかのぼって責任を取ってもらわなければいけないと思います。そうでないとこういうことは将来もなくならないと思います。
本来はこういう不当な高給に基づく高額な年金をもらっている公務員現業職の引退世代の年金も妥当な水準まで引き下げないと平等でないし、そもそもとても社会が持ちません。
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橋下市長、現業職員1万2千人の給与削減へ- 読売新聞(2011年12月24日10時31分)
大阪市の橋下徹市長は、同市交通局や環境局などの現業職員計約1万2000人の給与を、来年4月から民間並みに引き下げる考えを明らかにした。
市政改革を協議する戦略会議の中で述べた。
交通局によると、地下鉄運転士の平均年収は734万円で、関西の私鉄平均(664万円)を約1割上回り、市バス運転手は739万円と民間バス会社平均(544万円)より3割以上高いという。
橋下市長は給与引き下げについて「基本的に(現業職員は)全部が対象」と述べた。
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>年収1300万の市バスの運転手
横浜市市営交通事業あり方検討委員会 第9回会議 議事録
http://www.city.yokohama.jp/me/keiei/seisaku/koutsu_arikata/siryou/dai9/9gijiroku.html
(上記URLより抜粋)
横浜市の場合、職員の賃金問題を避けて通れません。特に横浜の場合、ざっと見せていただきましたけれども、
何しろ運転手1,616人のうち1,000万円を超える人が15%の245人という異常な状態で、
これは民間会社なら完全に破産しています。
しかも、最高は1,300万ということで、普通の民間会社の取締役クラスの給料です。
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